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    <title>王子ディーンの日記</title>  
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    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2008-03-01T00:06:23+09:00</dc:date>  
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  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-03-01"> 
    <title>母上とお話をしましたよ</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-03-01</link>  
    <description><![CDATA[<p>　今日、ソード君からお返事がありました。　日記さん、聞いてください。ソード君がね、明日遊びに来てくれるそうなのですよ。　手紙に書いてあったのです。明日はバウドさんがお城に用事があるので、ソード君も一緒に来るって。　朝から行くから、二人でいっぱい遊ぼうねって。　明日、ソード君と一緒に遊べるのですよ。ボク、とても嬉しいです。　だってボク、とてもソード君と遊びたかったのです。ボクから遊びに行ってしまいたいくらいに。　こんなにソード君と会わなかったことって、ないのではないでしょうか。　お互いに何だか都合が合わなくて、全然会えませんでしたけど…… でも、やっと明日ソード君に会えるのです。ボク、嬉しいです。　でもね、日記さん。　ソード君の手紙を見て、ボク…… 何だか、不安になってしまいました。　昨日書いたボクの手紙が、ソード君に無理なことをお願いしてしまったんじゃないかって。　ボクはただ、また今度遊びましょうって書いただけなのですが。　本当はすぐにでも遊びたかったけど、ガマンしたのです。　でも、ソード君は優しいから。ボクの為に、無理に来てくれるのではないかと…… そう、心配になってしまって。　母上にご報告するのも、少し心配でした。　またワガママを言ったのですねって、叱られたらどうしようかと。　でもね、日記さん。その心配はありませんでした。　母上にソード君が遊びに来ることをお話したら、良かったですねって、母上も一緒に喜んで下さいました。　それに、母上は…… ごめんなさいって、言って下さったのです。　急にそんなことを仰るから、ボクは困ってしまって。　母上に謝っていただくことなんか何もないのに。ボクはまた何かしてしまったかと、色々考えてしまいましたよ。　そうしたら、そうではなくて。　この前、バウドさんが泊まって下さったことで母上からお叱りを頂きましたが、その事を謝って下さっていたのです。　貴方はワガママなんか言う子ではないのに、って。　ボクがそのことを気にして、自分の望むことを何も言い出せなくなってしまっては可哀想だって、母上は。　そんな、ボクはそんなこと気にしていないのに。　王子としてどうするべきか考えれば、母上の仰ったことは正しいのです。だから、謝っていただく必要なんてないのに。　母上こそ、ワガママなんか一度も仰ったことがないのに。　だからボク、申し上げました。母上こそ、もう少しワガママを仰っていただいて良いのですよって。　ご..</p>]]></description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2008-03-01T00:06:23+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
　今日、ソード君からお返事がありました。<br />　日記さん、聞いてください。ソード君がね、明日遊びに来てくれるそうなのですよ。<br />　手紙に書いてあったのです。明日はバウドさんがお城に用事があるので、ソード君も一緒に来るって。<br />　朝から行くから、二人でいっぱい遊ぼうねって。<br />　明日、ソード君と一緒に遊べるのですよ。ボク、とても嬉しいです。<br />　だってボク、とてもソード君と遊びたかったのです。ボクから遊びに行ってしまいたいくらいに。<br />　こんなにソード君と会わなかったことって、ないのではないでしょうか。<br />　お互いに何だか都合が合わなくて、全然会えませんでしたけど…… でも、やっと明日ソード君に会えるのです。ボク、嬉しいです。<br />　でもね、日記さん。<br />　ソード君の手紙を見て、ボク…… 何だか、不安になってしまいました。<br />　昨日書いたボクの手紙が、ソード君に無理なことをお願いしてしまったんじゃないかって。<br />　ボクはただ、また今度遊びましょうって書いただけなのですが。<br />　本当はすぐにでも遊びたかったけど、ガマンしたのです。<br />　でも、ソード君は優しいから。ボクの為に、無理に来てくれるのではないかと…… そう、心配になってしまって。<br />　母上にご報告するのも、少し心配でした。<br />　またワガママを言ったのですねって、叱られたらどうしようかと。<br />　でもね、日記さん。その心配はありませんでした。<br />　母上にソード君が遊びに来ることをお話したら、良かったですねって、母上も一緒に喜んで下さいました。<br />　それに、母上は…… ごめんなさいって、言って下さったのです。<br />　急にそんなことを仰るから、ボクは困ってしまって。<br />　母上に謝っていただくことなんか何もないのに。ボクはまた何かしてしまったかと、色々考えてしまいましたよ。<br />　そうしたら、そうではなくて。<br />　この前、バウドさんが泊まって下さったことで母上からお叱りを頂きましたが、その事を謝って下さっていたのです。<br />　貴方はワガママなんか言う子ではないのに、って。<br />　ボクがそのことを気にして、自分の望むことを何も言い出せなくなってしまっては可哀想だって、母上は。<br />　そんな、ボクはそんなこと気にしていないのに。<br />　王子としてどうするべきか考えれば、母上の仰ったことは正しいのです。だから、謝っていただく必要なんてないのに。<br />　母上こそ、ワガママなんか一度も仰ったことがないのに。<br />　だからボク、申し上げました。母上こそ、もう少しワガママを仰っていただいて良いのですよって。<br />　ご自分の望みを口にして下されば、ボクが何でも叶えて差し上げますって。<br />　そうしたら、母上は、とても嬉しそうに笑って下さいました。<br />　ありがとうディーン、って。<br />　何だかホッと胸に染み込むような、そんな母上の微笑みでした。今でも、思い出すと胸が温かくなるようです。<br />　ボクは、幸せです。<br />　こんなに素敵な母上の息子に生まれて、本当に幸せな王子です。<br />　それから、母上と一緒にお話をしました。明日バウドさんとソード君が来てくれたら、どうやっておもてなしをしましょうかって。<br />　それでね、日記さん。すごいのですよ。<br />　母上は、お二人の為にお菓子を作って下さるそうです。明日はご公務も少ないので、丁度良いからって。<br />　母上のお菓子は、本当に美味しいのですよ。ボク、大好きなのです。<br />　それに、ソード君と一緒に頂くと、もっともっと美味しくなるのですよね。バウドさんと母上もご一緒なら、もっともっともっと美味いのです。<br />　ああ、明日が楽しみです。<br />　おやすみなさい、日記さん。今夜はもう寝ます。<br />　早く、明日になりますように。
]]></content:encoded> 
  </item>  
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    <title><![CDATA[PR: OADISで最新Macが貰える！]]></title>
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    <dc:date>2008-03-01T00:06:23+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-02-24"> 
    <title>ソード君に会いたいけど……</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-02-24</link>  
    <description>　今日は、ソード君にお手紙を書きました。　最近ソード君と会っていませんでしたからね。何だか、淋しくなってしまって。　最近一緒に遊んでいませんねって、手紙に書きました。　今度また、一緒に遊びましょうねって。　ソード君は、バウドさんと一緒にしかお城に来ません。だから、バウドさんがお城に来ないと、ソード君にも会えないのです。　ボクが城下へ行けばもちろん会えますが、ボク、あまり城下に行く気がしなくて。　この前、母上からお叱りをいただいてしまいましたから。　いえ、お叱りではありませんよね。せっかくボクの為に忠告を下さったのに、それを叱られたなんて思っては、母上に申し訳ないのです。　ボクは、常に王子らしくなければいけません。　そう考えると、ひとりで城下をふらふらするというのは、あまり王子らしくないような気がするのです。　母上も城下にはよくお出かけになりますが、それは、女王としてですものね。　ボクがソード君の家に遊びに行くのとは、違うのです。　だから。　だから、もうちょっとガマンなのですよ。　しばらくの間、お城から出ないようにします。王子らしい振る舞いとは何か、よく考えてみるのです。　でも、日記さん。　それとこれとは別で、やっぱりソード君には会いたいのですよ。　ソード君と一緒に遊びたいです。　ソード君の優しい笑顔の側で、一緒にお喋りしたり、空想の旅に出たりしたいのです。　ソード君の手は、とっても暖かいのです。胸がじんと暖かくなるような、そんな手なのです。　だから、ソード君がぎゅっと手を握ってくれたら、ボクの気持ちも少し軽くなるんじゃないかなって。　そんなことを、思うのですが。　ソード君、君は今どうしていますか？　きっと、毎日毎日剣の修行に励んでいるのでしょうね。　ボクも、剣の修行は頑張っていますよ。勉強だって、魔法の修行だって欠かさないのです。　ソード君の頑張ってる姿は、すごくよく目に浮かぶのですけど。　でも、今は…… それよりも、ボクと一緒に笑っているソード君が見たいのです。　ソード君、遊びに来てくれないかな。　いえ、そんなことを思ってはダメですよね。これでは、バウドさんの時と一緒なのです。　王子がワガママを言えば、それは命令になってしまうのですから。　ボクは、ガマンをしなければいけないのです。　王子だから。　何かをして欲しい、なんて、自分から言ってはいけないのです。　ねぇ、日記さん。　王子って、これでも結構大変なのですよ。..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2008-02-24T23:46:45+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　今日は、ソード君にお手紙を書きました。<br class="auto"/>
　最近ソード君と会っていませんでしたからね。何だか、淋しくなってしまって。<br class="auto"/>
　最近一緒に遊んでいませんねって、手紙に書きました。<br class="auto"/>
　今度また、一緒に遊びましょうねって。<br class="auto"/>
　ソード君は、バウドさんと一緒にしかお城に来ません。だから、バウドさんがお城に来ないと、ソード君にも会えないのです。<br class="auto"/>
　ボクが城下へ行けばもちろん会えますが、ボク、あまり城下に行く気がしなくて。<br class="auto"/>
　この前、母上からお叱りをいただいてしまいましたから。<br class="auto"/>
　いえ、お叱りではありませんよね。せっかくボクの為に忠告を下さったのに、それを叱られたなんて思っては、母上に申し訳ないのです。<br class="auto"/>
　ボクは、常に王子らしくなければいけません。<br class="auto"/>
　そう考えると、ひとりで城下をふらふらするというのは、あまり王子らしくないような気がするのです。<br class="auto"/>
　母上も城下にはよくお出かけになりますが、それは、女王としてですものね。<br class="auto"/>
　ボクがソード君の家に遊びに行くのとは、違うのです。<br class="auto"/>
　だから。<br class="auto"/>
　だから、もうちょっとガマンなのですよ。<br class="auto"/>
　しばらくの間、お城から出ないようにします。王子らしい振る舞いとは何か、よく考えてみるのです。<br class="auto"/>
　でも、日記さん。<br class="auto"/>
　それとこれとは別で、やっぱりソード君には会いたいのですよ。<br class="auto"/>
　ソード君と一緒に遊びたいです。<br class="auto"/>
　ソード君の優しい笑顔の側で、一緒にお喋りしたり、空想の旅に出たりしたいのです。<br class="auto"/>
　ソード君の手は、とっても暖かいのです。胸がじんと暖かくなるような、そんな手なのです。<br class="auto"/>
　だから、ソード君がぎゅっと手を握ってくれたら、ボクの気持ちも少し軽くなるんじゃないかなって。<br class="auto"/>
　そんなことを、思うのですが。<br class="auto"/>
　ソード君、君は今どうしていますか？<br class="auto"/>
　きっと、毎日毎日剣の修行に励んでいるのでしょうね。<br class="auto"/>
　ボクも、剣の修行は頑張っていますよ。勉強だって、魔法の修行だって欠かさないのです。<br class="auto"/>
　ソード君の頑張ってる姿は、すごくよく目に浮かぶのですけど。<br class="auto"/>
　でも、今は…… それよりも、ボクと一緒に笑っているソード君が見たいのです。<br class="auto"/>
　ソード君、遊びに来てくれないかな。<br class="auto"/>
　いえ、そんなことを思ってはダメですよね。これでは、バウドさんの時と一緒なのです。<br class="auto"/>
　王子がワガママを言えば、それは命令になってしまうのですから。<br class="auto"/>
　ボクは、ガマンをしなければいけないのです。<br class="auto"/>
　王子だから。<br class="auto"/>
　何かをして欲しい、なんて、自分から言ってはいけないのです。<br class="auto"/>
　ねぇ、日記さん。<br class="auto"/>
　王子って、これでも結構大変なのですよ。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-02-17"> 
    <title>今日は何もない日です</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-02-17</link>  
    <description>　今日は、特に何もない日でした。　ソード君には昨日のうちに返事を書いてしまいましたし、特にまたお返事もなかったです。　母上は今日もご公務でお忙しいですし、ボクは今日も朝は鍛錬をして、午後はお勉強をしていました。　そうそう、午後のお茶は久しぶりに母上とご一緒出来たのですよ。　でも、母上はやはりお忙しいので、あまりゆっくりとお茶を楽しむことは出来ませんでした。　それに…… ちょっとだけ、しょんぼりしてしまって。　この前母上がお出かけになった時、バウドさんに泊まっていただいたでしょう。そのことを、母上に叱られてしまいました。　いえ、叱られたというほどではないのですが。　でも、バウドさんにご迷惑ばかりかけてはいけませんよって、ご注意を頂いてしまいました。　本当に、ボクもそう思います。　でも、ボクがワガママを言ってバウドさんを引き止めたわけではないのですよ。バウドさんが、ご自身で泊まって下さったのですし。　でも、いくらバウドさんがご自分でそう言ってくださったからと言って、それに甘えてしまったのは…… 王子として、配慮が足りなかったのかもしれません。　バウドさんが自分から泊まって行くって言ってくれたらいいなって、ボクは、確かにそう考えていました。　それは、口に出さなくても、ボクがワガママを言ってしまったのと同じことかもしれません。　遠慮するべきだったのでしょうか、ボクは。　ボクはひとりで大丈夫ですからって、そう言うべきだったのでしょうか。　でも、あの時ボクは、何だかとても身体が重くて。バウドさんに側に居て欲しいって、それしか、考えられなくて。　そんなボクを見かねて、バウドさんは言って下さったのでしょうか。泊まっていく、って。　本当は帰りたかったのに、ボクが頼りなかったから。　そうですね。　本当にそうだったのかは、わかりません。でも、ボクは遠慮するべきだったのです。　母上は、ボクが悪いとは仰いませんでした。　でも、いつもバウドさんに甘えてばかりではいけないと、そう仰いました。　ボクは王子だから、誰でもがボクに気を使ってくれるでしょう。でもそれは、その人が望んでいないことなのかもしれません。　だから、王子は甘えてはいけないのです。　王子だからという理由で、誰かに負担や犠牲を強いてはいけない。父上からも、そう教えられて来たのに。　ボクは、いつもいつも、バウドさんに甘えてばかりで。　バウドさんが、優しいから。　だから、つい、ボクは。..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2008-02-17T23:48:42+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　今日は、特に何もない日でした。<br class="auto"/>
　ソード君には昨日のうちに返事を書いてしまいましたし、特にまたお返事もなかったです。<br class="auto"/>
　母上は今日もご公務でお忙しいですし、ボクは今日も朝は鍛錬をして、午後はお勉強をしていました。<br class="auto"/>
　そうそう、午後のお茶は久しぶりに母上とご一緒出来たのですよ。<br class="auto"/>
　でも、母上はやはりお忙しいので、あまりゆっくりとお茶を楽しむことは出来ませんでした。<br class="auto"/>
　それに…… ちょっとだけ、しょんぼりしてしまって。<br class="auto"/>
　この前母上がお出かけになった時、バウドさんに泊まっていただいたでしょう。そのことを、母上に叱られてしまいました。<br class="auto"/>
　いえ、叱られたというほどではないのですが。<br class="auto"/>
　でも、バウドさんにご迷惑ばかりかけてはいけませんよって、ご注意を頂いてしまいました。<br class="auto"/>
　本当に、ボクもそう思います。<br class="auto"/>
　でも、ボクがワガママを言ってバウドさんを引き止めたわけではないのですよ。バウドさんが、ご自身で泊まって下さったのですし。<br class="auto"/>
　でも、いくらバウドさんがご自分でそう言ってくださったからと言って、それに甘えてしまったのは…… 王子として、配慮が足りなかったのかもしれません。<br class="auto"/>
　バウドさんが自分から泊まって行くって言ってくれたらいいなって、ボクは、確かにそう考えていました。<br class="auto"/>
　それは、口に出さなくても、ボクがワガママを言ってしまったのと同じことかもしれません。<br class="auto"/>
　遠慮するべきだったのでしょうか、ボクは。<br class="auto"/>
　ボクはひとりで大丈夫ですからって、そう言うべきだったのでしょうか。<br class="auto"/>
　でも、あの時ボクは、何だかとても身体が重くて。バウドさんに側に居て欲しいって、それしか、考えられなくて。<br class="auto"/>
　そんなボクを見かねて、バウドさんは言って下さったのでしょうか。泊まっていく、って。<br class="auto"/>
　本当は帰りたかったのに、ボクが頼りなかったから。<br class="auto"/>
　そうですね。<br class="auto"/>
　本当にそうだったのかは、わかりません。でも、ボクは遠慮するべきだったのです。<br class="auto"/>
　母上は、ボクが悪いとは仰いませんでした。<br class="auto"/>
　でも、いつもバウドさんに甘えてばかりではいけないと、そう仰いました。<br class="auto"/>
　ボクは王子だから、誰でもがボクに気を使ってくれるでしょう。でもそれは、その人が望んでいないことなのかもしれません。<br class="auto"/>
　だから、王子は甘えてはいけないのです。<br class="auto"/>
　王子だからという理由で、誰かに負担や犠牲を強いてはいけない。父上からも、そう教えられて来たのに。<br class="auto"/>
　ボクは、いつもいつも、バウドさんに甘えてばかりで。<br class="auto"/>
　バウドさんが、優しいから。<br class="auto"/>
　だから、つい、ボクは。<br class="auto"/>
　反省しなければいけないと思います。もう一度、しっかりと。<br class="auto"/>
　ねぇ、日記さん。<br class="auto"/>
　もしも、ボクが王子でなかったら…… もっと、バウドさんに甘えられるのでしょうか。<br class="auto"/>
　例えば、ボクが、バウドさんの子供だったら。<br class="auto"/>
　ねぇ、日記さん。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-02-13"> 
    <title>ソード君から手紙が来ました</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-02-13</link>  
    <description>　日記さん、今日はね、ソード君から手紙が来たのですよ。　ソード君、無事に帰って来てくれたのですね。本当に良かったです。　昨日の夜に帰って来て、すぐに手紙を書いてくれたのだそうです。朝になって、お城の兵士を介して届けてくれたのですって。　ソード君から手紙を書いてくれるのは、珍しいのです。　いつもボクから書いてばかりで、たまにはソード君も書いてくれたらいいなーって思っていたのですよ。　ボクもソード君にお手紙を書こうと思っていたところだったので、余計に嬉しかったです。　お手紙には、道具屋のご主人の護衛でエルヘイムの森の奥へ行ったことが、色々と書かれていました。　お天気も良くて、絶好のピクニック日和だったそうですよ。　道具屋のご主人じゃなくて、ボクと一緒だったら良かったのになーって、そんなことを思ってしまったなんて書いてありました。　ボクも残念ですよ、ソード君。　ソード君と一緒にエルヘイムの森へピクニックに行ったら、きっと楽しいでしょうね。　昔はそうやってよく森へ行ったけど、森にも魔物が出るようになってからは、そう気軽には行けなくなってしまいましたからね。　この前みたいに、バウドさんとソード君に付いて来てもらって、護衛の兵士をつけて、それでやっと…… という感じです。今となっては。　少し、淋しいです。　そうそう、ソード君が居ない間にバウドさんが泊まってくださったこと、ソード君もバウドさんから聞いたみたいです。　すごく残念だって、書いてありました。　でも、楽しかった？ とも書いてありましたよ。　親父がディーン君の役に立ったなら、まぁ良かったよ、なんて。そんなことまで。　ソード君ってば、面白いのです。　これでは、どちらが保護者なのかわかりませんね。　何となく、ソード君の方がしっかりしてるのかな？ って思うこともありますよ、あの親子は。　もちろんバウドさんはとてもしっかりした方なのですが、いつもボクを楽しませる為にと、何だかおどけたような振る舞いをされるので。　それを諌めるソード君とのやりとりが面白くて、ボクは大好きなのですが。　ソード君は、本当にしっかりした人ですよ。　ボクよりも年下なのに、とても勇敢で、物事を良くわかっていて、ちゃんと周りに気配りの出来る人です。　今日もらった手紙にも、ソード君の優しい気持ちがいっぱいつまっているようでした。　親父だけが泊めてもらったのは悔しいけど、君が淋しい思いをしなくて良かったよ、なんて..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2008-02-13T23:32:53+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　日記さん、今日はね、ソード君から手紙が来たのですよ。<br class="auto"/>
　ソード君、無事に帰って来てくれたのですね。本当に良かったです。<br class="auto"/>
　昨日の夜に帰って来て、すぐに手紙を書いてくれたのだそうです。朝になって、お城の兵士を介して届けてくれたのですって。<br class="auto"/>
　ソード君から手紙を書いてくれるのは、珍しいのです。<br class="auto"/>
　いつもボクから書いてばかりで、たまにはソード君も書いてくれたらいいなーって思っていたのですよ。<br class="auto"/>
　ボクもソード君にお手紙を書こうと思っていたところだったので、余計に嬉しかったです。<br class="auto"/>
　お手紙には、道具屋のご主人の護衛でエルヘイムの森の奥へ行ったことが、色々と書かれていました。<br class="auto"/>
　お天気も良くて、絶好のピクニック日和だったそうですよ。<br class="auto"/>
　道具屋のご主人じゃなくて、ボクと一緒だったら良かったのになーって、そんなことを思ってしまったなんて書いてありました。<br class="auto"/>
　ボクも残念ですよ、ソード君。<br class="auto"/>
　ソード君と一緒にエルヘイムの森へピクニックに行ったら、きっと楽しいでしょうね。<br class="auto"/>
　昔はそうやってよく森へ行ったけど、森にも魔物が出るようになってからは、そう気軽には行けなくなってしまいましたからね。<br class="auto"/>
　この前みたいに、バウドさんとソード君に付いて来てもらって、護衛の兵士をつけて、それでやっと…… という感じです。今となっては。<br class="auto"/>
　少し、淋しいです。<br class="auto"/>
　そうそう、ソード君が居ない間にバウドさんが泊まってくださったこと、ソード君もバウドさんから聞いたみたいです。<br class="auto"/>
　すごく残念だって、書いてありました。<br class="auto"/>
　でも、楽しかった？ とも書いてありましたよ。<br class="auto"/>
　親父がディーン君の役に立ったなら、まぁ良かったよ、なんて。そんなことまで。<br class="auto"/>
　ソード君ってば、面白いのです。<br class="auto"/>
　これでは、どちらが保護者なのかわかりませんね。<br class="auto"/>
　何となく、ソード君の方がしっかりしてるのかな？ って思うこともありますよ、あの親子は。<br class="auto"/>
　もちろんバウドさんはとてもしっかりした方なのですが、いつもボクを楽しませる為にと、何だかおどけたような振る舞いをされるので。<br class="auto"/>
　それを諌めるソード君とのやりとりが面白くて、ボクは大好きなのですが。<br class="auto"/>
　ソード君は、本当にしっかりした人ですよ。<br class="auto"/>
　ボクよりも年下なのに、とても勇敢で、物事を良くわかっていて、ちゃんと周りに気配りの出来る人です。<br class="auto"/>
　今日もらった手紙にも、ソード君の優しい気持ちがいっぱいつまっているようでした。<br class="auto"/>
　親父だけが泊めてもらったのは悔しいけど、君が淋しい思いをしなくて良かったよ、なんて。<br class="auto"/>
　本当なら、怒ってもいいところですよね。<br class="auto"/>
　ソード君のいない間に、ソード君のお父上を勝手にお借りしてしまったのですから。ソード君がボクに怒ったって、仕方の無いことだと思います。<br class="auto"/>
　それなのに、ソード君は怒らないのです。<br class="auto"/>
　それどころか、ボクが淋しい思いをしなくて良かった、なんて。そんな風に、ボクのことを気遣ってくれて。<br class="auto"/>
　本当に優しい人です、ソード君は。<br class="auto"/>
　そんなソード君が、ボクは大好きですよ。<br class="auto"/>
　ああ、でもダメです。いくらソード君が優しいからって、それに甘えてばかりではいけませんよね。<br class="auto"/>
　ボクも、ソード君にいっぱい優しくしてあげなければ。<br class="auto"/>
　今度ソード君が遊びに来てくれたら、ソード君に優しくしてあげましょう。いつもボクに優しくしてくれる、お返しに。<br class="auto"/>
　また遊びに来て下さい、ソード君。<br class="auto"/>
　その時は、ぜひバウドさんも一緒に。楽しみにしています。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-02-08"> 
    <title>バウドさんのお役に立てたのなら……</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-02-08</link>  
    <description>　日記さん、今日は母上が無事にお戻りになりましたよ。　ボクはちょっとだけ気だるい感じがして、午前中は部屋でゆっくりと休んでいたのですが、母上がお戻りになったと聞いたらすっかり元気になってしまいました。　お帰りなさいませ、母上！って、元気にご挨拶をしましたよ。　そうしたら、母上も嬉しそうに微笑んで下さいました。　貴方の笑顔を見ると何だかホッとしますね、って、そう仰られて。　そう思っていただけて、ボクは嬉しいです。ボクの笑顔が母上をホッとさせられるなら、ボクはいつもにこにこ笑っていたいです。　母上は少しお疲れになったそうで、今日はご自室でお休みになりました。　そうですよね、きっとお疲れですよね。一日だけとは言え、ブレイゲ山の麓まで行って来られたのですから。　ボクも母上の為に何かして差し上げたいと思ったのですが、大臣に止められてしまいました。　王子がまた騒がれては、女王様がゆっくりお休みになれませんぞって。　ボクは騒いだりなんかしないのに。大臣は失礼です。　でも、確かに、疲れている時は独りでのんびりとするのが一番かもしれません。　大臣の言うことにも一理あると思ったので、母上にご挨拶だけして、ボクも部屋に戻りました。　それに、ボクも何だか…… あまり、調子が良くなかったので。　何となく身体が重いと言うか、疲れが抜けてない感じと言うか。腰に力が入りにくいと言うか、そんな感じで。　バウドさんが、今日は無理をしないでゆっくりしていなさいって仰ってましたが。　バウドさんの言う通り、朝の鍛錬をしないで正解だったみたいです。　そうそう、日記さん。昨夜は結局、バウドさんが泊まって行って下さったのですよ。　ボク独りにしておくのは心配だからって、そう仰って。　ちょっと、恥ずかしかったけど…… でも、バウドさんが泊まって下さって、ボクはとても嬉しかったです。　何だかとても疲れてしまって、ベッドから起きるのもやっとって感じだったので、バウドさんが居て下さって本当にありがたかったです。　お水を飲ませて下さったり、着替えを手伝って下ったりして。　正直言うと、すごく恥ずかしかったのですが…… でも、バウドさんがボクの為にしてくださったことです。本当に、ありがたいのです。　男として当然のことだって、バウドさん、そう言って下さいました。　本当にありがとうございました、バウドさん。　ボク、嬉しかったですよ。　ただ、ボク、ソード君のことが心配だったのです。..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2008-02-08T23:59:59+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　日記さん、今日は母上が無事にお戻りになりましたよ。<br class="auto"/>
　ボクはちょっとだけ気だるい感じがして、午前中は部屋でゆっくりと休んでいたのですが、母上がお戻りになったと聞いたらすっかり元気になってしまいました。<br class="auto"/>
　お帰りなさいませ、母上！って、元気にご挨拶をしましたよ。<br class="auto"/>
　そうしたら、母上も嬉しそうに微笑んで下さいました。<br class="auto"/>
　貴方の笑顔を見ると何だかホッとしますね、って、そう仰られて。<br class="auto"/>
　そう思っていただけて、ボクは嬉しいです。ボクの笑顔が母上をホッとさせられるなら、ボクはいつもにこにこ笑っていたいです。<br class="auto"/>
　母上は少しお疲れになったそうで、今日はご自室でお休みになりました。<br class="auto"/>
　そうですよね、きっとお疲れですよね。一日だけとは言え、ブレイゲ山の麓まで行って来られたのですから。<br class="auto"/>
　ボクも母上の為に何かして差し上げたいと思ったのですが、大臣に止められてしまいました。<br class="auto"/>
　王子がまた騒がれては、女王様がゆっくりお休みになれませんぞって。<br class="auto"/>
　ボクは騒いだりなんかしないのに。大臣は失礼です。<br class="auto"/>
　でも、確かに、疲れている時は独りでのんびりとするのが一番かもしれません。<br class="auto"/>
　大臣の言うことにも一理あると思ったので、母上にご挨拶だけして、ボクも部屋に戻りました。<br class="auto"/>
　それに、ボクも何だか…… あまり、調子が良くなかったので。<br class="auto"/>
　何となく身体が重いと言うか、疲れが抜けてない感じと言うか。腰に力が入りにくいと言うか、そんな感じで。<br class="auto"/>
　バウドさんが、今日は無理をしないでゆっくりしていなさいって仰ってましたが。<br class="auto"/>
　バウドさんの言う通り、朝の鍛錬をしないで正解だったみたいです。<br class="auto"/>
　そうそう、日記さん。昨夜は結局、バウドさんが泊まって行って下さったのですよ。<br class="auto"/>
　ボク独りにしておくのは心配だからって、そう仰って。<br class="auto"/>
　ちょっと、恥ずかしかったけど…… でも、バウドさんが泊まって下さって、ボクはとても嬉しかったです。<br class="auto"/>
　何だかとても疲れてしまって、ベッドから起きるのもやっとって感じだったので、バウドさんが居て下さって本当にありがたかったです。<br class="auto"/>
　お水を飲ませて下さったり、着替えを手伝って下ったりして。<br class="auto"/>
　正直言うと、すごく恥ずかしかったのですが…… でも、バウドさんがボクの為にしてくださったことです。本当に、ありがたいのです。<br class="auto"/>
　男として当然のことだって、バウドさん、そう言って下さいました。<br class="auto"/>
　本当にありがとうございました、バウドさん。<br class="auto"/>
　ボク、嬉しかったですよ。<br class="auto"/>
　ただ、ボク、ソード君のことが心配だったのです。ソード君がひとりぼっちでお家にいるのでは、申し訳ないですから。<br class="auto"/>
　でも、そう思ってバウドさんに聞いてみたら、ソード君は丁度泊りがけでお出かけしているのだそうです。<br class="auto"/>
　道具屋のご主人がエルヘイムの森の奥へ薬草を採りに行くので、ソード君がその護衛を頼まれたのだそうで。<br class="auto"/>
　息子も居ないし、家にひとりで居ても淋しいからなーなんて、バウドさん仰ってましたけど。<br class="auto"/>
　それなら、ボクがお役に立てて、良かったのかもしれません。<br class="auto"/>
　ボクと一緒にいて、バウドさんが淋しい思いをせずに済んだのなら、ボクは嬉しいです。<br class="auto"/>
　ボクが少しでもバウドさんのお役に立てたなら、ボクは、幸せ。<br class="auto"/>
　そういう時は、いつでも泊まりに来て下さい。<br class="auto"/>
　母上がいらっしゃる時だって、バウドさんならきっと母上も歓迎して下さいます。<br class="auto"/>
　そう言ったら、バウドさん、ありがとうって笑って下さいました。<br class="auto"/>
　今度からそうさせていただきましょう、って。<br class="auto"/>
　父上、ありがとうございます。<br class="auto"/>
　父上のワインのおかげで、ボクは、バウドさんのお役に立つことが出来たみたいです。<br class="auto"/>
　ありがとうございました、バウドさん。<br class="auto"/>
　また、会いに来て下さいね。ボクは、いつでも歓迎ですから。</p>

<p class="auto">
　そう言えば、ソード君はもうお帰りになったでしょうか。<br class="auto"/>
　ソード君の旅のお話も聞いてみたいです。今度遊びに来てくれた時に、お願いしてみましょう。<br class="auto"/>
　明日は母上も元気になられるでしょうし、母上のお話も聞かせていただくのですよ。<br class="auto"/>
　楽しみですね、日記さん。<br class="auto"/>
　日記さんにも、ボクからお話してあげますからね。<br class="auto"/>
　おやすみなさい。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-02-05"> 
    <title>バウドさんが来て下さったのですが……</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-02-05</link>  
    <description>　日記さん。今日はボク、何を書いたらいいのかわかりません。　こんなこと、貴方にもお話していいことなのか……　でも、日記さんは誰かに言いふらしたりしませんものね。ちゃんと鍵も掛けて、誰にも見られないようにしているのですし。　だから、聞いて下さい。　本当は、こうやって起きているのも辛いけど…… 聞いていただかなければ、何だか眠れそうもないのです。　今日、母上がお立ちになりました。　母上がお出かけになってしまって、ボクはとても淋しかったです。　でも、約束どおりバウドさんが来て下さったので、それほど沈み込まずには済みました。　バウドさんは、ボクが母上と一緒に行くってダダをこねなかったことを、褒めて下さいましたよ。　褒めていただくのは嬉しいですけど、ボク、そんなにワガママな王子だと思われているのでしょうか。　ちょっと、ガッカリです。　バウドさんに父上のワインをお付き合いいただくということで、来ていただいたのですが…… 真昼間からワインというのも、何でしょう？　だから、ワインを頂くのは夕食の後でということにして。昼間は一緒にお茶をしたり、お喋りをして過ごしました。　日記さん、とても楽しい時間だったのですよ。　バウドさんのお話はとても面白くて、それに、すごく勉強になります。　こんな時間がずっと続ければいいなって、本気で思っていました。　夜にならなければいいのにって、思ったくらい。　夜になって、夕食をとって、それからワインをお付き合いしていただくって。それを楽しみに、バウドさんをお待ちしていたのに。　どうして、なのでしょうね。　夜にならなければいい、なんて…… ちょっとでも、思ったのは。　バウドさんは、昼間からずっと優しくて、ボクをとても大事に大事に扱って下さいました。　それこそ、ソファーを立つ時も手を取り、座る時も肩を抱いて下さったくらいに。　バウドさんが、あんまり優しいから…… ボク、逆に緊張してしまって。　期待してたのか？ なんて、冷やかされてしまったくらい。　どうして、そんな意地悪を言うのですか。　ボクはただ、バウドさんとワインをご一緒したいって、それだけなのに。　父上のワインは、とても美味しくて。心配していたよりも、すぅっと喉を通っていく感じでした。　良い飲みっぷりですって、バウドさんも褒めて下さって。　だからボク、嬉しくて。　バウドさんと一緒にお酒を飲んでいることが、本当に、嬉しくて。　だから、もっとバウドさんに褒め..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2008-02-05T23:59:59+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　日記さん。今日はボク、何を書いたらいいのかわかりません。<br class="auto"/>
　こんなこと、貴方にもお話していいことなのか……<br class="auto"/>
　でも、日記さんは誰かに言いふらしたりしませんものね。ちゃんと鍵も掛けて、誰にも見られないようにしているのですし。<br class="auto"/>
　だから、聞いて下さい。<br class="auto"/>
　本当は、こうやって起きているのも辛いけど…… 聞いていただかなければ、何だか眠れそうもないのです。</p>

<p class="auto">
　今日、母上がお立ちになりました。<br class="auto"/>
　母上がお出かけになってしまって、ボクはとても淋しかったです。<br class="auto"/>
　でも、約束どおりバウドさんが来て下さったので、それほど沈み込まずには済みました。<br class="auto"/>
　バウドさんは、ボクが母上と一緒に行くってダダをこねなかったことを、褒めて下さいましたよ。<br class="auto"/>
　褒めていただくのは嬉しいですけど、ボク、そんなにワガママな王子だと思われているのでしょうか。<br class="auto"/>
　ちょっと、ガッカリです。<br class="auto"/>
　バウドさんに父上のワインをお付き合いいただくということで、来ていただいたのですが…… 真昼間からワインというのも、何でしょう？<br class="auto"/>
　だから、ワインを頂くのは夕食の後でということにして。昼間は一緒にお茶をしたり、お喋りをして過ごしました。<br class="auto"/>
　日記さん、とても楽しい時間だったのですよ。<br class="auto"/>
　バウドさんのお話はとても面白くて、それに、すごく勉強になります。<br class="auto"/>
　こんな時間がずっと続ければいいなって、本気で思っていました。<br class="auto"/>
　夜にならなければいいのにって、思ったくらい。<br class="auto"/>
　夜になって、夕食をとって、それからワインをお付き合いしていただくって。それを楽しみに、バウドさんをお待ちしていたのに。<br class="auto"/>
　どうして、なのでしょうね。<br class="auto"/>
　夜にならなければいい、なんて…… ちょっとでも、思ったのは。<br class="auto"/>
　バウドさんは、昼間からずっと優しくて、ボクをとても大事に大事に扱って下さいました。<br class="auto"/>
　それこそ、ソファーを立つ時も手を取り、座る時も肩を抱いて下さったくらいに。<br class="auto"/>
　バウドさんが、あんまり優しいから…… ボク、逆に緊張してしまって。<br class="auto"/>
　期待してたのか？ なんて、冷やかされてしまったくらい。<br class="auto"/>
　どうして、そんな意地悪を言うのですか。<br class="auto"/>
　ボクはただ、バウドさんとワインをご一緒したいって、それだけなのに。<br class="auto"/>
　父上のワインは、とても美味しくて。心配していたよりも、すぅっと喉を通っていく感じでした。<br class="auto"/>
　良い飲みっぷりですって、バウドさんも褒めて下さって。<br class="auto"/>
　だからボク、嬉しくて。<br class="auto"/>
　バウドさんと一緒にお酒を飲んでいることが、本当に、嬉しくて。<br class="auto"/>
　だから、もっとバウドさんに褒めて欲しいって思って…… つい、飲みすぎてしまったみたいで。<br class="auto"/>
　ふわふわって、頭がぼんやりして。<br class="auto"/>
　バウドさんがベッドに連れて行って下さったのも、わからないくらい。ふわふわって、してて。<br class="auto"/>
　それで。<br class="auto"/>
　それから、バウドさんが<br class="auto"/>
　バウドさんと、<br class="auto"/>
　<br class="auto"/>
　<br class="auto"/>
　<br class="auto"/>
　ああ、ダメです。<br class="auto"/>
　やっぱり書けない。いくら日記さんでも、やっぱりダメです。<br class="auto"/>
　思い出しちゃダメです。またバウドさんの顔が見られなくなってしまいます。<br class="auto"/>
　そうしたら、またバウドさんに笑われてしまう。<br class="auto"/>
　笑われたくないです。<br class="auto"/>
　はしたないって、思われたくないです。<br class="auto"/>
　そんなことないってバウドさんは言って下さるけど、ボクは、ボクは。ボクは、なんて、ボクは、ボクは、ボクは<br class="auto"/>
　どうして、バウドさんは、<br class="auto"/>
　バウドさんは、ご自分の好きなことをなさればいいのです。バウドさんのためなら、ボクは、<br class="auto"/>
　ボクは、ボクは、<br class="auto"/>
　<br class="auto"/>
　<br class="auto"/>
　とにかく、落ち着きましょう。<br class="auto"/>
　落ち着いて。落ち着いて、落ち着いて。<br class="auto"/>
　すごく久しぶりだったから、ボクも動揺してしまっているだけなのです。だって、前はもっと、いつもだったのですし。<br class="auto"/>
　それに。<br class="auto"/>
　いつ眠ってしまったのか、覚えてないのですが…… 目が覚めたら、バウドさんがすぐ側にいて。<br class="auto"/>
　いい子だって、笑ってくれたのですよ。<br class="auto"/>
　とても恥ずかしくて、穴があったら入りたいくらいでしたけど。でも、バウドさんが笑って下さったから、ボクは、嬉しかったです。<br class="auto"/>
　ボクは、バウドさんに笑って欲しいです。<br class="auto"/>
　悲しい顔なんか、しないで。<br class="auto"/>
　いつでも、優しいバウドさんの顔で、にこにこ笑っていて欲しいです。<br class="auto"/>
　その為に、ボクが少しでもお役に立てるのなら。<br class="auto"/>
　バウドさんのお顔が、少しでも幸せそうになってくれるなら。ボクは、その、平気なのです。<br class="auto"/>
　本当ですよ。<br class="auto"/>
　でも、残念なのです。バウドさん、すぐにシャワーを浴びに行ってしまって。<br class="auto"/>
　もっと、バウドさんの笑ってるお顔を見たかったのに。<br class="auto"/>
　帰って来たら、また、何か思いつめたようなお顔になってしまっているのでしょうか。<br class="auto"/>
　いつも、そうです。<br class="auto"/>
　ボクが声を掛けると、すぐににこって笑ってくれるし。それからはまた、元のバウドさんに戻ってくださるけど。<br class="auto"/>
　でも、その一瞬が、すごく胸に残ってしまって。<br class="auto"/>
　今夜は、そんなことがありませんように。<br class="auto"/>
　ね、バウドさん。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-02-02"> 
    <title>明日バウドさんが来て下さいます</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-02-02</link>  
    <description>　日記さん、バウドさんからお返事が来ましたよ。　明日、バウドさんが来て下さるそうです。喜んで伺いますって、お手紙に書いて下さってました。　ああ、ボク嬉しいです。　明日はバウドさんと一緒に、父上のワインを頂けるのです。　母上はお出かけになってしまって、とても淋しいのですが。でも、バウドさんがお城へ来て下さいます。　淋しいけど、嬉しい。　淋しいけど、きっと、幸せなのです。　ボクはどうしたらいいのでしょうか、日記さん。　母上がお出かけになってしまうことが、こんなにも淋しいのに…… バウドさんが来てくださることは、こんなにも嬉しいのです。　何だか、気持ちがごちゃまぜです。　淋しいけど、嬉しい。　嬉しいけど、淋しいのです。　母上にも、お伝えしておきました。明日、バウドさんをご招待することになりましたって。　母上も、バウドさんが来てくださるのなら安心ですねって仰ってました。　でも、バウドに迷惑をかけてはいけませんよって、そうも仰いました。　バウドにも都合があるのだから、無理に引き止めたりしてはいけませんよって。　何だか、胸がズキッとするような思いでした。　ボクは、やっぱり望んでしまっています。バウドさんが、泊まってくださることを。　バウドさんが泊まって下さったら、きっと、淋しくありません。　母上がいないのを淋しく思うのではなくて、母上のお帰りを楽しみにする…… きっと、そんな気持ちでいられるはずです。　でも、それは、ボクのワガママなのですよね。　バウドさんには、ソード君というご家族がいるのですから。　ソード君をひとり置いて、ボクのところにお泊りするなんて。そんなことは、出来ません。　いいえ、しちゃいけないと思います。　母上は、ボクのことをよくご存知です。ボクがまたワガママを言わないように、先に諌めて下さったのです。　ありがとうございます、母上。　ディーンは、ちゃんとガマンします。　でも、バウドさんだけお泊りは出来なくても、ソード君と一緒だったらいいんじゃないかな…… なんて。　そんなことも、思ったりするのですが。　でも、ソード君にだって、ソード君の都合がありますよね。　あまりワガママを言ってはいけません。ボクだけのソード君ではないのですから。　そう言えば、ソード君はどうしているのでしょう。　最近、ソード君に会ってないです。　フォルグさんのお話を聞いた時以来でしょうか。何だか、少し淋しいのです。　ソード君、今何をしていますか？..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2008-02-02T23:52:15+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　日記さん、バウドさんからお返事が来ましたよ。<br class="auto"/>
　明日、バウドさんが来て下さるそうです。喜んで伺いますって、お手紙に書いて下さってました。<br class="auto"/>
　ああ、ボク嬉しいです。<br class="auto"/>
　明日はバウドさんと一緒に、父上のワインを頂けるのです。<br class="auto"/>
　母上はお出かけになってしまって、とても淋しいのですが。でも、バウドさんがお城へ来て下さいます。<br class="auto"/>
　淋しいけど、嬉しい。<br class="auto"/>
　淋しいけど、きっと、幸せなのです。<br class="auto"/>
　ボクはどうしたらいいのでしょうか、日記さん。<br class="auto"/>
　母上がお出かけになってしまうことが、こんなにも淋しいのに…… バウドさんが来てくださることは、こんなにも嬉しいのです。<br class="auto"/>
　何だか、気持ちがごちゃまぜです。<br class="auto"/>
　淋しいけど、嬉しい。<br class="auto"/>
　嬉しいけど、淋しいのです。<br class="auto"/>
　母上にも、お伝えしておきました。明日、バウドさんをご招待することになりましたって。<br class="auto"/>
　母上も、バウドさんが来てくださるのなら安心ですねって仰ってました。<br class="auto"/>
　でも、バウドに迷惑をかけてはいけませんよって、そうも仰いました。<br class="auto"/>
　バウドにも都合があるのだから、無理に引き止めたりしてはいけませんよって。<br class="auto"/>
　何だか、胸がズキッとするような思いでした。<br class="auto"/>
　ボクは、やっぱり望んでしまっています。バウドさんが、泊まってくださることを。<br class="auto"/>
　バウドさんが泊まって下さったら、きっと、淋しくありません。<br class="auto"/>
　母上がいないのを淋しく思うのではなくて、母上のお帰りを楽しみにする…… きっと、そんな気持ちでいられるはずです。<br class="auto"/>
　でも、それは、ボクのワガママなのですよね。<br class="auto"/>
　バウドさんには、ソード君というご家族がいるのですから。<br class="auto"/>
　ソード君をひとり置いて、ボクのところにお泊りするなんて。そんなことは、出来ません。<br class="auto"/>
　いいえ、しちゃいけないと思います。<br class="auto"/>
　母上は、ボクのことをよくご存知です。ボクがまたワガママを言わないように、先に諌めて下さったのです。<br class="auto"/>
　ありがとうございます、母上。<br class="auto"/>
　ディーンは、ちゃんとガマンします。</p>

<p class="auto">
　でも、バウドさんだけお泊りは出来なくても、ソード君と一緒だったらいいんじゃないかな…… なんて。<br class="auto"/>
　そんなことも、思ったりするのですが。<br class="auto"/>
　でも、ソード君にだって、ソード君の都合がありますよね。<br class="auto"/>
　あまりワガママを言ってはいけません。ボクだけのソード君ではないのですから。<br class="auto"/>
　そう言えば、ソード君はどうしているのでしょう。<br class="auto"/>
　最近、ソード君に会ってないです。<br class="auto"/>
　フォルグさんのお話を聞いた時以来でしょうか。何だか、少し淋しいのです。<br class="auto"/>
　ソード君、今何をしていますか？<br class="auto"/>
　今の時間は、きっとお庭で剣の素振りをしている頃でしょうか。　<br class="auto"/>
　また今度遊びましょうね、ソード君。<br class="auto"/>
　その時を、楽しみにしています。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-01-30"> 
    <title>淋しいと楽しみと不安がごちゃまぜです</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-01-30</link>  
    <description>　日記さん、今日のボクは、ちょっとフクザツな気持ちです。　いえ、別に嫌なことがあったわけではないのですよ。ただ、淋しいことと、楽しみなことと、両方あって…… どんな気持ちでいたらいいのか、わからないのです。　とにかく、両方お話しますね。　まずは、淋しいことなのですけど。母上が、またお出かけになってしまうのです。　この前の長雨で、ブレイゲ山の麓の村に僅かな被害が出たそうなのですが…… その後の様子をご覧になるためと、それから、民たちを励ますためにと。　明後日お城を出られて、一晩向こうでお過ごしになり、翌日にはお城にお戻りになるご予定です。　だから、たった一晩のことなのですが…… 母上がいらっしゃらないのは、とても淋しいです。　ボクも、ご一緒できたらいいのに。　ボクもお供をさせて下さいとお願いしたのですが、母上は、ボクはお城を守っていなさいとおっしゃって。　私が留守の間、この城を頼みましたよ、と。　そうおっしゃられては、ボクもワガママは言えません。お任せくださいって、頷くしかないです。　ああ、いつになったらボクは母上のお供が出来るのでしょうか。　父上は、母上をいつもお連れになっていたのに。　母上がお出かけになる時は、いつもおひとり。絶対にボクを連れて行っては下さらないのです。　ボクがもっと立派な王子になれば、母上のお供が出来るのでしょうか。　何だか、淋しいのです。　母上がいらっしゃらないお城の中は、何だか灯が消えたみたいなのですよね。またそんな時が来ると思うと、本当に淋しいです。　ボクも、母上のお供がしたいのに。　ちょっとだけ、しょんぼりです。　ただね、日記さん。ちょっと楽しみなことも、ひとつあるのですよ。　今日、父上に捧げたあのワインを、教会の方が届けに来て下さったのです。　今はボクが引き取って、ワイン庫にしまっておいてもらっています。いつでも、美味しい状態でいただけるようにって。　だって、バウドさんに飲んでいただくワインですからね。　バウドさんは、お酒にはきっとうるさいはずです。美味しいワインを差し上げなければ、失礼です。　もっとも、あのワインは、昔父上とバウドさんが好きだったワインだそうです。　だからきっと、バウドさんも喜んで下さいますよね。　ワインがボクのところに来たので、さっそくバウドさんにお手紙を書きました。遊びに来て下さいって、ご招待のお手紙です。　それでね、日記さん。　実はボク、お手紙に明後日の夜はい..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2008-01-30T23:59:59+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　日記さん、今日のボクは、ちょっとフクザツな気持ちです。<br class="auto"/>
　いえ、別に嫌なことがあったわけではないのですよ。ただ、淋しいことと、楽しみなことと、両方あって…… どんな気持ちでいたらいいのか、わからないのです。<br class="auto"/>
　とにかく、両方お話しますね。<br class="auto"/>
　まずは、淋しいことなのですけど。母上が、またお出かけになってしまうのです。<br class="auto"/>
　この前の長雨で、ブレイゲ山の麓の村に僅かな被害が出たそうなのですが…… その後の様子をご覧になるためと、それから、民たちを励ますためにと。<br class="auto"/>
　明後日お城を出られて、一晩向こうでお過ごしになり、翌日にはお城にお戻りになるご予定です。<br class="auto"/>
　だから、たった一晩のことなのですが…… 母上がいらっしゃらないのは、とても淋しいです。<br class="auto"/>
　ボクも、ご一緒できたらいいのに。<br class="auto"/>
　ボクもお供をさせて下さいとお願いしたのですが、母上は、ボクはお城を守っていなさいとおっしゃって。<br class="auto"/>
　私が留守の間、この城を頼みましたよ、と。<br class="auto"/>
　そうおっしゃられては、ボクもワガママは言えません。お任せくださいって、頷くしかないです。<br class="auto"/>
　ああ、いつになったらボクは母上のお供が出来るのでしょうか。<br class="auto"/>
　父上は、母上をいつもお連れになっていたのに。<br class="auto"/>
　母上がお出かけになる時は、いつもおひとり。絶対にボクを連れて行っては下さらないのです。<br class="auto"/>
　ボクがもっと立派な王子になれば、母上のお供が出来るのでしょうか。<br class="auto"/>
　何だか、淋しいのです。<br class="auto"/>
　母上がいらっしゃらないお城の中は、何だか灯が消えたみたいなのですよね。またそんな時が来ると思うと、本当に淋しいです。<br class="auto"/>
　ボクも、母上のお供がしたいのに。<br class="auto"/>
　ちょっとだけ、しょんぼりです。</p>

<p class="auto">
　ただね、日記さん。ちょっと楽しみなことも、ひとつあるのですよ。<br class="auto"/>
　今日、父上に捧げたあのワインを、教会の方が届けに来て下さったのです。<br class="auto"/>
　今はボクが引き取って、ワイン庫にしまっておいてもらっています。いつでも、美味しい状態でいただけるようにって。<br class="auto"/>
　だって、バウドさんに飲んでいただくワインですからね。<br class="auto"/>
　バウドさんは、お酒にはきっとうるさいはずです。美味しいワインを差し上げなければ、失礼です。<br class="auto"/>
　もっとも、あのワインは、昔父上とバウドさんが好きだったワインだそうです。<br class="auto"/>
　だからきっと、バウドさんも喜んで下さいますよね。<br class="auto"/>
　ワインがボクのところに来たので、さっそくバウドさんにお手紙を書きました。遊びに来て下さいって、ご招待のお手紙です。<br class="auto"/>
　それでね、日記さん。<br class="auto"/>
　実はボク、お手紙に明後日の夜はいかがですか？ って書いてしまったのです。<br class="auto"/>
　母上がお出かけする日、なのですけど。<br class="auto"/>
　本当だったら、バウドさんのご都合をお聞きするべきなのですよね。こちらから日にちを指定して来ていただくなんて、失礼だとは思ったのですが。<br class="auto"/>
　でも、母上がいらっしゃらない日を、独りっきりで過ごすなんて。そんなの、淋しくて。<br class="auto"/>
　もしもバウドさんが遊びに来て下さったら、とても心強いのです。<br class="auto"/>
　それに、もしご迷惑でなければ、泊まっていただけたら、なんて…… そんなことも、ちょっと思っているのですけど。<br class="auto"/>
　ああ、でもだめです。<br class="auto"/>
　そんなこと、バウドさんにお願いは出来ません。<br class="auto"/>
　もしボクがそんなワガママを言って、バウドさんがしかたなく泊まって下さることにでもなったら。それでは、申し訳ないです。<br class="auto"/>
　昔のボクは、そうやって、ずいぶんバウドさんにご迷惑をかけました。<br class="auto"/>
　父上と母上がお出かけになる度に、バウドさんに無理を言って、何日も泊まっていただいて。ソード君とソード君のお母上には、とても淋しい思いをさせてしまいました。<br class="auto"/>
　本当は、バウドさんに泊まっていただきたいけど。<br class="auto"/>
　でも、絶対にダメです。ボクからそんなお願いはしてはいけません。<br class="auto"/>
　明後日に来て欲しいなんて、それだけでもワガママを言っているのですから。これ以上を望むなんて、いけませんよね。<br class="auto"/>
　でも。<br class="auto"/>
　でもね、日記さん。<br class="auto"/>
　もしも。もしもですよ。バウドさんがね、バウドさんご自身から、泊まって行くと言って下さったら……<br class="auto"/>
　そうしたら、それって、ボクのワガママにはならないのでしょうか。<br class="auto"/>
　ねぇ、日記さん。<br class="auto"/>
　バウドさんが、あのワインを気に入って下さったら。<br class="auto"/>
　あのワインを気に入って、気に入って…… ボクと一緒に、楽しい時間を過ごしていただけたら。<br class="auto"/>
　そう、父上と一緒に過ごした時みたいに。<br class="auto"/>
　そうしたら、バウドさんは、ここに泊まっていって下さるでしょうか。<br class="auto"/>
　正直、ボクには自信はありません。<br class="auto"/>
　ボクはお酒もあまり飲めませんし、お喋りだってそんなに得意と言うわけではないです。よく見当違いなことを言って、バウドさんに笑われてしまうくらいで。<br class="auto"/>
　でも。<br class="auto"/>
　ボクは、バウドさんに泊まっていっていただきたいです。<br class="auto"/>
　さようならをしないで、ボクの側にいて欲しいのです。<br class="auto"/>
　どうしたら、ボクの気持ち、バウドさんに伝わるでしょうか。<br class="auto"/>
　口で言ってはワガママになってしまうし、そうかと言って、どうしたらいいのか。<br class="auto"/>
　ああ、そんなことよりも、まず明後日バウドさんが来て下さるかが心配です。<br class="auto"/>
　明後日のことですから、きっと明日お返事が来るでしょう。<br class="auto"/>
　バウドさんは、何てお返事を下さるのでしょうか。<br class="auto"/>
　何だかドキドキします。ドキドキして、眠れそうもないくらい。<br class="auto"/>
　でも、また何か失敗をして大臣に叱られると困るので、とにかくベッドに入ろうと思います。<br class="auto"/>
　おやすみなさい、日記さん。<br class="auto"/>
　また、明日です。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-01-25"> 
    <title>ボクも父上のように、バウドさんと……</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-01-25</link>  
    <description>　日記さん、今日はとても嬉しいことがあったのですよ。　今日は、お城にバウドさんが来て下さったのです。　いつものように、魔法の研究成果を母上に報告しに来てくれたのです。だから、遊びに来てくれたわけではないのですが。　でも、丁度謁見の間の前でお会いできたので、母上がお出ましになるまでの間、バウドさんとお話することが出来ました。　本当に、バッタリだったのですよ。　鍛錬に行こうと思って一階へ下りたのですが、何となく気になって謁見の間の方へ行ってみたら…… そこへ、丁度バウドさんがいらっしゃったのです。　日記さん、偶然ってあるものですね。　それとも、誰かがボクに教えてくれたのでしょうか。今謁見の間の方へ行けば、バウドさんに会えるよって。　そんな方は、父上しかいません。　ありがとうございます、父上。きっと、父上がボクを導いてくださったのですね。　もしかしたら、父上もバウドさんに会いたかったのかもしれません。　父上とバウドさんは、とても仲の良いお友達だったそうです。ボクも、父上とバウドさんが仲良くお喋りしてるところを見たことがあります。　何だか、ボクとソード君みたいですね。　父上とバウドさんは、大人になっても仲良しでした。　だから、ボクとソード君も、きっと大人になっても友達でいられるだろうなって、ボクは思います。　何だか、ちょっと安心しますね。　そうそう、今日はソード君は一緒ではなかったのですよ。それは少し残念でした。　今度は息子も連れて来ましょうって、バウドさんが約束してくれました。　ソード君と会えなかったのは残念ですが、バウドさんと会えただけで、ボクはとても嬉しかったです。　昨日会えるかと思ったのに、入れ違いだったのですから。　そうそう、聞いて下さい日記さん。嬉しかったのは、バウドさんに会えたことだけではないのです。　昨日父上に差し上げたワインのことを、バウドさんにお話したのですよ。　母上がボクが頂きなさいっておっしゃってたことも、ボクはお酒が得意ではないので、あまり自信がないのですってことも。　そうしたら、バウドさんが約束して下さったのです。　ご連絡下さればすぐに参上して、お付き合いさせて頂きますぞ、って。　バウドさんが一緒にワインを飲んでくださるのですよ、日記さん。父上が好きだったワインを、バウドさんが一緒に。　ああ、ボク嬉しいです。　本当に嬉しかったのですよ、日記さん。嬉しくて嬉しくて、わぁって大きな声を出してしまい..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2008-01-25T23:59:42+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　日記さん、今日はとても嬉しいことがあったのですよ。<br class="auto"/>
　今日は、お城にバウドさんが来て下さったのです。<br class="auto"/>
　いつものように、魔法の研究成果を母上に報告しに来てくれたのです。だから、遊びに来てくれたわけではないのですが。<br class="auto"/>
　でも、丁度謁見の間の前でお会いできたので、母上がお出ましになるまでの間、バウドさんとお話することが出来ました。<br class="auto"/>
　本当に、バッタリだったのですよ。<br class="auto"/>
　鍛錬に行こうと思って一階へ下りたのですが、何となく気になって謁見の間の方へ行ってみたら…… そこへ、丁度バウドさんがいらっしゃったのです。<br class="auto"/>
　日記さん、偶然ってあるものですね。<br class="auto"/>
　それとも、誰かがボクに教えてくれたのでしょうか。今謁見の間の方へ行けば、バウドさんに会えるよって。<br class="auto"/>
　そんな方は、父上しかいません。<br class="auto"/>
　ありがとうございます、父上。きっと、父上がボクを導いてくださったのですね。<br class="auto"/>
　もしかしたら、父上もバウドさんに会いたかったのかもしれません。<br class="auto"/>
　父上とバウドさんは、とても仲の良いお友達だったそうです。ボクも、父上とバウドさんが仲良くお喋りしてるところを見たことがあります。<br class="auto"/>
　何だか、ボクとソード君みたいですね。<br class="auto"/>
　父上とバウドさんは、大人になっても仲良しでした。<br class="auto"/>
　だから、ボクとソード君も、きっと大人になっても友達でいられるだろうなって、ボクは思います。<br class="auto"/>
　何だか、ちょっと安心しますね。<br class="auto"/>
　そうそう、今日はソード君は一緒ではなかったのですよ。それは少し残念でした。<br class="auto"/>
　今度は息子も連れて来ましょうって、バウドさんが約束してくれました。<br class="auto"/>
　ソード君と会えなかったのは残念ですが、バウドさんと会えただけで、ボクはとても嬉しかったです。<br class="auto"/>
　昨日会えるかと思ったのに、入れ違いだったのですから。<br class="auto"/>
　そうそう、聞いて下さい日記さん。嬉しかったのは、バウドさんに会えたことだけではないのです。<br class="auto"/>
　昨日父上に差し上げたワインのことを、バウドさんにお話したのですよ。<br class="auto"/>
　母上がボクが頂きなさいっておっしゃってたことも、ボクはお酒が得意ではないので、あまり自信がないのですってことも。<br class="auto"/>
　そうしたら、バウドさんが約束して下さったのです。<br class="auto"/>
　ご連絡下さればすぐに参上して、お付き合いさせて頂きますぞ、って。<br class="auto"/>
　バウドさんが一緒にワインを飲んでくださるのですよ、日記さん。父上が好きだったワインを、バウドさんが一緒に。<br class="auto"/>
　ああ、ボク嬉しいです。<br class="auto"/>
　本当に嬉しかったのですよ、日記さん。嬉しくて嬉しくて、わぁって大きな声を出してしまいました。<br class="auto"/>
　その時のボクの嬉しい気持ち、わかりますか？<br class="auto"/>
　思い出すだけで、胸がドキドキします。今でも、すごく嬉しいのです。<br class="auto"/>
　だって、バウドさんがボクとお酒を飲んで下さるのですよ。<br class="auto"/>
　まるで、父上みたいに。<br class="auto"/>
　父上とバウドさんは、よく一緒にあのワインを酌み交わされたそうです。そのワインを、ボクが、バウドさんと一緒に。<br class="auto"/>
　嬉しいです、ボク。<br class="auto"/>
　こんなに嬉しいのが、不思議なくらいです。<br class="auto"/>
　思い出せば、前にもそうやって約束してくださったこともありましたけ。<br class="auto"/>
　ボクが紅茶に入っていたブランデーで酔ってしまった時に、いつか、お酒の飲み方を教えて下さるって。<br class="auto"/>
　でも、飲み方を教えてもらうのと、一緒に酌み交わすのとって、少し違うような気がしませんか？<br class="auto"/>
　もちろん、バウドさんから教えていただくのは嬉しいことです。<br class="auto"/>
　バウドさんには、どんなことでも教えていただきたいです。もっともっと、ボクに色々なことを教えて欲しいです。<br class="auto"/>
　だから、バウドさんとの嬉しい約束が、ふたつになりました。<br class="auto"/>
　バウドさんが、ボクにお酒の飲み方を教えてくださること。<br class="auto"/>
　その時は、ただボクに教えるだけではなくて…… バウドさんも、一緒に酌み交わして頂くこと。<br class="auto"/>
　そう、父上と、バウドさんみたいに。<br class="auto"/>
　そうは言っても、ボクはまだあまりお酒が飲めませんし。父上のように、とはいかないかもしれませんが。<br class="auto"/>
　それでも、ボク、頑張りますよ。<br class="auto"/>
　バウドさんが楽しくお酒を飲んで下さるように、ボクも頑張ります。<br class="auto"/>
　だって、父上と酌み交わされていたバウドさんは、とても楽しそうだったのですから。<br class="auto"/>
　だから、ボクと一緒の時も、楽しい気持ちになっていただきたいのです。<br class="auto"/>
　父上、ボクに力をお貸し下さいね。<br class="auto"/>
　この前みたいな失態はしないように、ボク、頑張ります。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-01-22"> 
    <title>また、父上の月命日です</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2008-01-22</link>  
    <description>　日記さん。今日は、父上の月命日です。　ボクは今日も母上にお許しをいただいて、父上のお墓参りに行きました。　今日こそ、母上もご一緒出来たらいいなと思っていたのですが…… 母上は、今日もお忙しいみたいで。とても残念です。　母上からお供えのワインをお預かりして、ボクひとりでお墓参りに行きました。　今日の母上は、少し機嫌が良かったみたいです。　父上の月命日にお会いする母上は、いつも、あまり元気そうに見えません。ボクも、とても心配なのです。　でも、今日の母上は少し元気そうでした。　一緒に行けないのをとても残念がられて、ボクにお土産を託して下さったのです。　父上が好きだったワインだそうですよ。よく、バウドさんと一緒に楽しまれたのですって。　父上に差し上げて、後は貴方が頂きなさいって。母上は、そう仰いました。　父上は、今はボクの中にお住まいです。だから、ボクがあのワインをいただけば、父上の楽しんでくださることになるかもしれませんが……。　でも。困りました、日記さん。　ボクは、あまりお酒は得意ではないのです。ボクに、あのワインが飲めるかどうか。　一応教会の方にお願いして、後でお城へ届けていただくようにお願いしておきましたけど。　でも、困りました。　ねぇ、父上。ディーンはどうしたらいいでしょう。　まぁお土産のことはさておき、お墓参りにはちゃんと行きましたよ。　今日も、教会の丘で花を摘んでから行きました。　バウドさんにお会い出来るかなって、ちょっと期待してたのですが…… 残念ながら、入れ違いだったようです。　父上の墓前に、バウドさんのらしき花束と、ブランデーの瓶が置いてありました。　バウドさんのお土産は、いつもお酒です。　父上、いつかボクにそれも飲めとかおっしゃいませんよね？　いえ、父上がお望みならば、ボクも努力はしますが…… あまり、自信はないのです。　父上には、いつものように色々なことをお話しました。　母上のこと、国のこと。それから、ボクも相変わらず元気ですってことも。　もちろん、父上はそんなことはとっくにご存知だとは思いますが。でも、お墓参りというのは、そうやってするものなのだそうですからね。　また伺いますとお約束して、お城に戻りました。　母上にご報告すると、母上はとても喜ばれて、ボクを労って下さいました。　ボクを見て、とても嬉しそうに目を細めて下さるので。何だかボク、恥ずかしくなってしまうくらいでしたよ。　ボクが父上のお墓..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2008-01-22T23:15:46+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　日記さん。今日は、父上の月命日です。<br class="auto"/>
　ボクは今日も母上にお許しをいただいて、父上のお墓参りに行きました。<br class="auto"/>
　今日こそ、母上もご一緒出来たらいいなと思っていたのですが…… 母上は、今日もお忙しいみたいで。とても残念です。<br class="auto"/>
　母上からお供えのワインをお預かりして、ボクひとりでお墓参りに行きました。<br class="auto"/>
　今日の母上は、少し機嫌が良かったみたいです。<br class="auto"/>
　父上の月命日にお会いする母上は、いつも、あまり元気そうに見えません。ボクも、とても心配なのです。<br class="auto"/>
　でも、今日の母上は少し元気そうでした。<br class="auto"/>
　一緒に行けないのをとても残念がられて、ボクにお土産を託して下さったのです。<br class="auto"/>
　父上が好きだったワインだそうですよ。よく、バウドさんと一緒に楽しまれたのですって。<br class="auto"/>
　父上に差し上げて、後は貴方が頂きなさいって。母上は、そう仰いました。<br class="auto"/>
　父上は、今はボクの中にお住まいです。だから、ボクがあのワインをいただけば、父上の楽しんでくださることになるかもしれませんが……。<br class="auto"/>
　でも。困りました、日記さん。<br class="auto"/>
　ボクは、あまりお酒は得意ではないのです。ボクに、あのワインが飲めるかどうか。<br class="auto"/>
　一応教会の方にお願いして、後でお城へ届けていただくようにお願いしておきましたけど。<br class="auto"/>
　でも、困りました。<br class="auto"/>
　ねぇ、父上。ディーンはどうしたらいいでしょう。</p>

<p class="auto">
　まぁお土産のことはさておき、お墓参りにはちゃんと行きましたよ。<br class="auto"/>
　今日も、教会の丘で花を摘んでから行きました。<br class="auto"/>
　バウドさんにお会い出来るかなって、ちょっと期待してたのですが…… 残念ながら、入れ違いだったようです。<br class="auto"/>
　父上の墓前に、バウドさんのらしき花束と、ブランデーの瓶が置いてありました。<br class="auto"/>
　バウドさんのお土産は、いつもお酒です。<br class="auto"/>
　父上、いつかボクにそれも飲めとかおっしゃいませんよね？<br class="auto"/>
　いえ、父上がお望みならば、ボクも努力はしますが…… あまり、自信はないのです。<br class="auto"/>
　父上には、いつものように色々なことをお話しました。<br class="auto"/>
　母上のこと、国のこと。それから、ボクも相変わらず元気ですってことも。<br class="auto"/>
　もちろん、父上はそんなことはとっくにご存知だとは思いますが。でも、お墓参りというのは、そうやってするものなのだそうですからね。<br class="auto"/>
　また伺いますとお約束して、お城に戻りました。<br class="auto"/>
　母上にご報告すると、母上はとても喜ばれて、ボクを労って下さいました。<br class="auto"/>
　ボクを見て、とても嬉しそうに目を細めて下さるので。何だかボク、恥ずかしくなってしまうくらいでしたよ。<br class="auto"/>
　ボクが父上のお墓参りに行くと、母上はとても喜んで下さいます。<br class="auto"/>
　だから、いつかは母上と二人でお墓参りに行きたいと思っているのですが…… なかなか、その時がやって来ません。<br class="auto"/>
　来月こそはご一緒しましょうね、母上。<br class="auto"/>
　いつもいつも、そう言うのですが。母上は、ただ笑って頷かれるだけで。<br class="auto"/>
　母上はいつもお忙しいです。女王様なのですから。<br class="auto"/>
　だから、仕方がないことではあるのですが。<br class="auto"/>
　でも。<br class="auto"/>
　ねぇ、日記さん。<br class="auto"/>
　思えば、ボクが父上のお墓参りに行くのに、母上とご一緒出来たことって一度もありません。<br class="auto"/>
　母上と一緒に父上に会いに行ったことも、数えるくらいではないでしょうか。<br class="auto"/>
　それも、ボクと二人だけではなくて、家臣達と一緒の時だけです。<br class="auto"/>
　母上は、お墓参りが嫌いなのでしょうか。<br class="auto"/>
　確かにお墓はとても淋しいところですが、父上がお休みになっている所なのです。ボクは、嫌いではありません。<br class="auto"/>
　それに、母上だって嫌いではないはずです。<br class="auto"/>
　母上は、今でも父上のことを愛しておられます。父上が眠っておられるお墓なのですから、母上だってきっと嫌いではないはずです。<br class="auto"/>
　きっと。<br class="auto"/>
　たぶん。</p>

<p class="auto">
　ねぇ、日記さん。<br class="auto"/>
　父上が眠っておられる、って書いたら…… 何だか、淋しくなってしまいました。<br class="auto"/>
　バウドさんはおっしゃいました。父上は、ボクの中にお住まいなのだと。<br class="auto"/>
　父上は、確かにあのお墓に眠っておられます。でも、今の父上のお住まいは、このボクの中なのです。<br class="auto"/>
　だから、淋しいなんて思う必要は、ないのですよね。<br class="auto"/>
　時々母上は、とても淋しそうなお顔をされます。<br class="auto"/>
　父上が、いらっしゃらないからです。<br class="auto"/>
　いつも、いつも思います。どうやったら、ボクの中の父上を、母上にお見せすることが出来るのかと。<br class="auto"/>
　どうやったら、ボクが…… 父上の代わりに、なれるのかと。<br class="auto"/>
　難しいですね、日記さん。<br class="auto"/>
　ボクには、どうしたらいいのか、わかりません。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-12-07"> 
    <title>今日は素晴らしい日でした</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-12-07</link>  
    <description>　日記さん、今日はお約束どおり、フォルグさんが遊びに来てくれました。　それに、ソード君も。　それから、バウドさんも来てくれたのですよ。　ボク、ちょっと心配だったのです。ソード君はきっと来てくれるでしょうけど、バウドさんは、もしかしたら来てくれないんじゃないかって。　でも、そんな心配する必要はなかったですね。　ソード君の頭をくしゃくしゃしながら、とてもご機嫌そうに来てくれました。　あんまりバウドさんがご機嫌だったから、ソード君は逆に何だか恥ずかしそうで。いつもみたいにバウドさんをたしなめたりして、とても忙しそうでした。　本当にもう、しょうがない人ですね、バウドさんは。　あんまり二人のやりとりが面白かったから、ボクもフォルグさんも、いっぱい笑ってしまいましたよ。　ソード君には申し訳ないですが、やっぱり、楽しい人達です。　仲良しなバウドさんとソード君の間に、ボクも入れていただくと…… ボクは、何だか幸せな気持ちになります。　今日は、フォルグさんも一緒でしたし。　今日のボクは、とても幸せでした。　フォルグさんも、幸せだと思ってくれたでしょうか。　ソード君とバウドさんも、幸せに思ってくれたでしょうか。　もしみんなが幸せだと思ってくれたのなら、ボクは、嬉しいです。　それはもちろん、ボクの手柄というわけではありません。ボクはただ、ワガママを言ってみんなを呼び集めただけですから。　でも、みんなの幸せな輪の中に、ボクがいるのです。　それはきっと、とても嬉しいことだと思います。　ボクは王子ですから、誰もボクの前でつまらなそうな顔なんてしません。いつでも、誰でも、ボクのご機嫌を一生懸命取ってくれるでしょう。　でも、それでは、淋しいのです。　みんなが本当に楽しくて、幸せ。　その輪の中に、ボクも…… 王子としてではなく、ただのディーンとして、溶け込んでいたい。　そう、思うこともあるのです。　ねぇ、日記さん。　今日は、本当に素晴らしくて、楽しい一日でしたよ。　フォルグさんの旅のお話を、いっぱい聞かせていただきました。ボクたちはお茶とお菓子を頂いて、バウドさんはお酒を楽しまれながら。　フォルグさんの目を通した、アルソード王国の今。　フォルグさんのお声がそれを語ると、何だか、頭の中に景色が浮かび上がってくるようでした。　ねぇ、日記さん。　ボクは、思わず涙ぐんでしまいましたよ。　フォルグさんの目を通したアルソードの国は、とても平和な、活気に溢れる..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2007-12-07T00:35:18+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　日記さん、今日はお約束どおり、フォルグさんが遊びに来てくれました。<br class="auto"/>
　それに、ソード君も。<br class="auto"/>
　それから、バウドさんも来てくれたのですよ。<br class="auto"/>
　ボク、ちょっと心配だったのです。ソード君はきっと来てくれるでしょうけど、バウドさんは、もしかしたら来てくれないんじゃないかって。<br class="auto"/>
　でも、そんな心配する必要はなかったですね。<br class="auto"/>
　ソード君の頭をくしゃくしゃしながら、とてもご機嫌そうに来てくれました。<br class="auto"/>
　あんまりバウドさんがご機嫌だったから、ソード君は逆に何だか恥ずかしそうで。いつもみたいにバウドさんをたしなめたりして、とても忙しそうでした。<br class="auto"/>
　本当にもう、しょうがない人ですね、バウドさんは。<br class="auto"/>
　あんまり二人のやりとりが面白かったから、ボクもフォルグさんも、いっぱい笑ってしまいましたよ。<br class="auto"/>
　ソード君には申し訳ないですが、やっぱり、楽しい人達です。<br class="auto"/>
　仲良しなバウドさんとソード君の間に、ボクも入れていただくと…… ボクは、何だか幸せな気持ちになります。<br class="auto"/>
　今日は、フォルグさんも一緒でしたし。<br class="auto"/>
　今日のボクは、とても幸せでした。<br class="auto"/>
　フォルグさんも、幸せだと思ってくれたでしょうか。<br class="auto"/>
　ソード君とバウドさんも、幸せに思ってくれたでしょうか。<br class="auto"/>
　もしみんなが幸せだと思ってくれたのなら、ボクは、嬉しいです。<br class="auto"/>
　それはもちろん、ボクの手柄というわけではありません。ボクはただ、ワガママを言ってみんなを呼び集めただけですから。<br class="auto"/>
　でも、みんなの幸せな輪の中に、ボクがいるのです。<br class="auto"/>
　それはきっと、とても嬉しいことだと思います。<br class="auto"/>
　ボクは王子ですから、誰もボクの前でつまらなそうな顔なんてしません。いつでも、誰でも、ボクのご機嫌を一生懸命取ってくれるでしょう。<br class="auto"/>
　でも、それでは、淋しいのです。<br class="auto"/>
　みんなが本当に楽しくて、幸せ。<br class="auto"/>
　その輪の中に、ボクも…… 王子としてではなく、ただのディーンとして、溶け込んでいたい。<br class="auto"/>
　そう、思うこともあるのです。<br class="auto"/>
　ねぇ、日記さん。<br class="auto"/>
　今日は、本当に素晴らしくて、楽しい一日でしたよ。<br class="auto"/>
　フォルグさんの旅のお話を、いっぱい聞かせていただきました。ボクたちはお茶とお菓子を頂いて、バウドさんはお酒を楽しまれながら。<br class="auto"/>
　フォルグさんの目を通した、アルソード王国の今。<br class="auto"/>
　フォルグさんのお声がそれを語ると、何だか、頭の中に景色が浮かび上がってくるようでした。<br class="auto"/>
　ねぇ、日記さん。<br class="auto"/>
　ボクは、思わず涙ぐんでしまいましたよ。<br class="auto"/>
　フォルグさんの目を通したアルソードの国は、とても平和な、活気に溢れる国でした。<br class="auto"/>
　戦の傷跡は、まだあちらこちらに残っているようです。<br class="auto"/>
　でも、民たちはそれを乗り越え、目覚しい復興を遂げているということでした。<br class="auto"/>
　魔王とのせいで、あんなに疲れ果ててしまった国が…… こんなに短い年月で、すっかり元気を取り戻しているなんて。<br class="auto"/>
　あの戦いが終わった時、誰もがもうこの国は終わりだと思ったそうです。<br class="auto"/>
　でも、魔王の邪悪な力を持ってしても、この国の大切なものを傷つけることは出来なかったのですね。<br class="auto"/>
　父上が命をかけてもたらして下さった、平和です。<br class="auto"/>
　そして、バウドさんの…… あんなに大切だった、右腕。<br class="auto"/>
　フォルグさんのお話を聞いている間、バウドさんはずっとワインを飲んでいました。ご機嫌そうに、フォルグさんのお話に相槌を打ったりして。<br class="auto"/>
　でもね、時々…… ふっと、目を伏せられる時があったのです。<br class="auto"/>
　すぐにまた笑顔に戻ってしまうので、あまりよくは見えなかったのですが。悲しそうな顔ではなくて、ほんのりと、満足そうなお顔でした。<br class="auto"/>
　アルゼンって、呟いたような気がしたのは…… ボクの、気のせいだったのでしょうか。<br class="auto"/>
　きっと、ボクの中にお住まいの父上も、満足に思っておられたと思います。<br class="auto"/>
　だって、ボクの胸も、あんなに暖かくなったのですから。<br class="auto"/>
　ソード君はとても目をキラキラと輝かせて、フォルグさんのお話を聞いていました。<br class="auto"/>
　ソード君も、平和になったこの国がどんな国なのか、とても知りたがっていましたからね。<br class="auto"/>
　お父上であるバウドさんが、もたらしくてくれた平和です。<br class="auto"/>
　ソード君はいつもバウドさんをよく叱ったりしていますが、本当は、バウドさんのことをとても尊敬しているのですよね。<br class="auto"/>
　だから、きっとソード君も…… この国が平和で元気な国になったことに、感激したに違い有りません。<br class="auto"/>
　もしも、この平和が、長く続かないものだとしても。<br class="auto"/>
　その時は、ボクたちがこの国を守りましょう。命をかけて戦った、父上たちのように。<br class="auto"/>
　父上たちがもたらして下さった平和を、今度は、ボクたちが守るのです。<br class="auto"/>
　ね、ソード君。<br class="auto"/>
　フォルグさんのお話を聞いた後で、ソード君と、そう約束をしました。<br class="auto"/>
　もしもこの平和が脅かされるようなことがあったら、ボクたちは一緒に戦いましょうって。<br class="auto"/>
　その時は、一緒に戦ってくれる頼もしい仲間にも巡り合うかもしれません。<br class="auto"/>
　でも、ボクとソード君は、必ず一緒です。<br class="auto"/>
　二人で、一緒に戦うのです。<br class="auto"/>
　そんな時は、来ない方が良いに決まっていますけど。<br class="auto"/>
　でも、そんな日が永遠に来ないように…… ボクは、もっともっと強くなりたいです。<br class="auto"/>
　ボクたちの力で、そんな日が来ることさえ、退けられるくらいに。<br class="auto"/>
　ね、ソード君。<br class="auto"/>
　フォルグさんとバウドさんに二人の決心をお話したら、お二人とも、とても嬉しそうに笑って下さいました。<br class="auto"/>
　お二人の笑顔が見られて、ボクは、本当に嬉しかったです。<br class="auto"/>
　日記さん、今日は本当に素晴らしい日でした。<br class="auto"/>
　母上にも、この素晴らしい日をお伝えしたいです。<br class="auto"/>
　これから母上のお部屋に伺って、お話を聞いていただけたらなって、思っています。<br class="auto"/>
　それでは、おやすみなさい日記さん。<br class="auto"/>
　また、明日ですよ。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-12-03"> 
    <title>明日はお茶会です</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-12-03</link>  
    <description>　今日、フォルグさんからお返事が来ました。　お時間があったら遊びに来て下さいと書いたのですが、フォルグさんってば、明日お伺いしますって。　フォルグさんが、明日遊びに来てくださるのです。　ボクはもう、嬉しくて嬉しくて。　でも…… ああ、日記さん、ボクは恥ずかしいです。　お忙しいフォルグさんに、来ていただくように催促してしまったみたいで。　でも、確かに、催促のつもりではあったわけですし。　だって、フォルグさんがちっとも来て下さらないのですから。ちゃんとお約束をしたのに。　でも、ボクはまたワガママを言ってしまったみたいです。　フォルグさんはお優しいから、いつも嫌な顔ひとつせずにボクのワガママを聞いて下さいます。　だから、あまりワガママは言わないようにしようって、思ってはいるのですが。　でも。　だってボク、フォルグさんのお話が聞きたかったのです。　フォルグさんが国中を旅したお話、早く聞きたくて聞きたくてたまらなかったのに。フォルグさんが、ちっとも来てくださらないから。　でも、もう良いのです。　明日ちゃんと来るって約束して下さったのですから、もう怒りませんよ、ボクは。　それよりも、ボクが謝らないといけませんね。　ワガママを言ってしまってすみませんでした、って。　でも、フォルグさんのお話が聞きたくて仕方が無かったのです、って。正直に、お話しましょう。　ああ、楽しみですね、日記さん。　やっと、旅のお話が聞けるのです。　急いで、ソード君にもお手紙を書きました。明日フォルグさんが来るから、君もぜひ遊びに来て下さい、って。　ソード君、きっと喜ぶでしょうね。　あの緑の目をキラキラさせながらお話を聞いているソード君が、目に浮かぶようです。　明日はお客様が来るからと、美味しいお茶菓子をいっぱい作ってもらうように頼んでおきました。　みんなでお菓子を食べながらお茶を飲んだら、きっととても楽しいでしょう。　それからね、バウドさんもご招待したのですよ。　バウドさんも、魔王と戦った英雄の一人なのですから。きっと、フォルグさんの旅のお話が聞きたいだろうと思って。　それに、バウドさんには、この前のお礼とお詫びもしたいですし。　バウドさんの為に、美味しいお酒も用意させましょう。バウドさんは、お菓子よりもお酒の方が喜ばれますからね。　明日は、皆さんとお茶会です。　本当に楽しみですね、日記さん。何だかワクワクしてしまいます。　母上もご一緒出来ればいいのですが..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2007-12-03T23:15:40+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　今日、フォルグさんからお返事が来ました。<br class="auto"/>
　お時間があったら遊びに来て下さいと書いたのですが、フォルグさんってば、明日お伺いしますって。<br class="auto"/>
　フォルグさんが、明日遊びに来てくださるのです。<br class="auto"/>
　ボクはもう、嬉しくて嬉しくて。<br class="auto"/>
　でも…… ああ、日記さん、ボクは恥ずかしいです。<br class="auto"/>
　お忙しいフォルグさんに、来ていただくように催促してしまったみたいで。<br class="auto"/>
　でも、確かに、催促のつもりではあったわけですし。<br class="auto"/>
　だって、フォルグさんがちっとも来て下さらないのですから。ちゃんとお約束をしたのに。<br class="auto"/>
　でも、ボクはまたワガママを言ってしまったみたいです。<br class="auto"/>
　フォルグさんはお優しいから、いつも嫌な顔ひとつせずにボクのワガママを聞いて下さいます。<br class="auto"/>
　だから、あまりワガママは言わないようにしようって、思ってはいるのですが。<br class="auto"/>
　でも。<br class="auto"/>
　だってボク、フォルグさんのお話が聞きたかったのです。<br class="auto"/>
　フォルグさんが国中を旅したお話、早く聞きたくて聞きたくてたまらなかったのに。フォルグさんが、ちっとも来てくださらないから。<br class="auto"/>
　でも、もう良いのです。<br class="auto"/>
　明日ちゃんと来るって約束して下さったのですから、もう怒りませんよ、ボクは。<br class="auto"/>
　それよりも、ボクが謝らないといけませんね。<br class="auto"/>
　ワガママを言ってしまってすみませんでした、って。<br class="auto"/>
　でも、フォルグさんのお話が聞きたくて仕方が無かったのです、って。正直に、お話しましょう。<br class="auto"/>
　ああ、楽しみですね、日記さん。<br class="auto"/>
　やっと、旅のお話が聞けるのです。<br class="auto"/>
　急いで、ソード君にもお手紙を書きました。明日フォルグさんが来るから、君もぜひ遊びに来て下さい、って。<br class="auto"/>
　ソード君、きっと喜ぶでしょうね。<br class="auto"/>
　あの緑の目をキラキラさせながらお話を聞いているソード君が、目に浮かぶようです。<br class="auto"/>
　明日はお客様が来るからと、美味しいお茶菓子をいっぱい作ってもらうように頼んでおきました。<br class="auto"/>
　みんなでお菓子を食べながらお茶を飲んだら、きっととても楽しいでしょう。<br class="auto"/>
　それからね、バウドさんもご招待したのですよ。<br class="auto"/>
　バウドさんも、魔王と戦った英雄の一人なのですから。きっと、フォルグさんの旅のお話が聞きたいだろうと思って。<br class="auto"/>
　それに、バウドさんには、この前のお礼とお詫びもしたいですし。<br class="auto"/>
　バウドさんの為に、美味しいお酒も用意させましょう。バウドさんは、お菓子よりもお酒の方が喜ばれますからね。<br class="auto"/>
　明日は、皆さんとお茶会です。<br class="auto"/>
　本当に楽しみですね、日記さん。何だかワクワクしてしまいます。<br class="auto"/>
　母上もご一緒出来ればいいのですが、母上は明日はお忙しいのだそうです。それだけが、残念で。<br class="auto"/>
　母上の分まで、ボクがしっかりとお話を聞いておこうと思います。<br class="auto"/>
　それから、後でボクから母上にお伝えするのです。<br class="auto"/>
　ああ、本当に楽しみですね。<br class="auto"/>
　胸がドキドキです。<br class="auto"/>
　フォルグさん、ソード君、バウドさん。明日、お待ちしていますよ。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-11-29"> 
    <title>どうしてそんなお顔をするのですか？</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-11-29</link>  
    <description>　今日は、フォルグさんにお手紙を書きました。　城下町にお戻りになってまだ日も経ちませんし、もう少しお待ちした方がいいかとも思ったのですが…… ボクはもう、我慢できなくて。　お暇な時があればお城へ遊びに来て下さいって、お願いのお手紙を出してしまいました。　ボクもね、そんな此方から来いと催促するなんて、失礼だとは思ったのです。　でも、早くフォルグさんに来ていただきたくて。　早くお城に来て、ボクに旅のお話を聞かせていただきたいのです。　ボクはもう、フォルグさんがお帰りになる前から楽しみにしていたのですよ？　フォルグさんが旅立たれる時から楽しみでしたし。フォルグさんからのお手紙を受け取った時から、ずーっと楽しみだったのですから。　早く、ボクにお話を聞かせて下さい。　早く来てくれないと、ボクからお邪魔してしまいますよ？ フォルグさん。　ソード君だって、楽しみにしているに違いないのです。　地図を見ながら空想の旅に出た時だって、フォルグさんのことを話しているうちにそうなったのですから。　もちろん、フォルグさんがお忙しいのはわかります。　フォルグさんは、司祭として教会の中枢を担われるお方。長旅の後ですし、お仕事もたくさんあるでしょう。　でも、フォルグさんは仰ったのです。　また後ほどお伺いして、旅の話でも致しましょうって。　後ほどって、いつですか。もう。　日記さん、ボクはちょっと怒っているのですよ。あんまりフォルグさんが来て下さらないから。　旅に出ている時だって、そうでした。　手紙を書きますって約束して下さったのに、書いてくれたのは、帰る間際の一通だけです。　バウドさんも、前に言っていました。　フォルグは真面目で良いヤツだが、少々マイペースなところが玉に瑕だって。　本当に、とても真面目で、お優しい、素晴らしい方なのに…… 時々、ちょっと冷たいのです。　バウドさんが言うには、冷たいのではなくて、マイペースなだけなのだそうですが。　でも、何だか…… わざと避けられているような、そんな気もしなくもありません。　だって、母上には真っ先にご挨拶に来てくれたのに。　もちろん母上は女王様ですから、当然と言えば当然なのですけど。でも。　何だか、バウドさんに似ています。　バウドさんが、時々ボクを避けるようになってしまうこと…… そんなのと、近いような気が、少しだけ。　ああ、そうだ。バウドさんのは、ボクの勘違いだったのでしたね。　それなら、フォルグさ..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2007-11-29T00:22:38+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　今日は、フォルグさんにお手紙を書きました。<br class="auto"/>
　城下町にお戻りになってまだ日も経ちませんし、もう少しお待ちした方がいいかとも思ったのですが…… ボクはもう、我慢できなくて。<br class="auto"/>
　お暇な時があればお城へ遊びに来て下さいって、お願いのお手紙を出してしまいました。<br class="auto"/>
　ボクもね、そんな此方から来いと催促するなんて、失礼だとは思ったのです。<br class="auto"/>
　でも、早くフォルグさんに来ていただきたくて。<br class="auto"/>
　早くお城に来て、ボクに旅のお話を聞かせていただきたいのです。<br class="auto"/>
　ボクはもう、フォルグさんがお帰りになる前から楽しみにしていたのですよ？<br class="auto"/>
　フォルグさんが旅立たれる時から楽しみでしたし。フォルグさんからのお手紙を受け取った時から、ずーっと楽しみだったのですから。<br class="auto"/>
　早く、ボクにお話を聞かせて下さい。<br class="auto"/>
　早く来てくれないと、ボクからお邪魔してしまいますよ？ フォルグさん。<br class="auto"/>
　ソード君だって、楽しみにしているに違いないのです。<br class="auto"/>
　地図を見ながら空想の旅に出た時だって、フォルグさんのことを話しているうちにそうなったのですから。<br class="auto"/>
　もちろん、フォルグさんがお忙しいのはわかります。<br class="auto"/>
　フォルグさんは、司祭として教会の中枢を担われるお方。長旅の後ですし、お仕事もたくさんあるでしょう。<br class="auto"/>
　でも、フォルグさんは仰ったのです。<br class="auto"/>
　また後ほどお伺いして、旅の話でも致しましょうって。<br class="auto"/>
　後ほどって、いつですか。もう。<br class="auto"/>
　日記さん、ボクはちょっと怒っているのですよ。あんまりフォルグさんが来て下さらないから。<br class="auto"/>
　旅に出ている時だって、そうでした。<br class="auto"/>
　手紙を書きますって約束して下さったのに、書いてくれたのは、帰る間際の一通だけです。<br class="auto"/>
　バウドさんも、前に言っていました。<br class="auto"/>
　フォルグは真面目で良いヤツだが、少々マイペースなところが玉に瑕だって。<br class="auto"/>
　本当に、とても真面目で、お優しい、素晴らしい方なのに…… 時々、ちょっと冷たいのです。<br class="auto"/>
　バウドさんが言うには、冷たいのではなくて、マイペースなだけなのだそうですが。<br class="auto"/>
　でも、何だか…… わざと避けられているような、そんな気もしなくもありません。<br class="auto"/>
　だって、母上には真っ先にご挨拶に来てくれたのに。<br class="auto"/>
　もちろん母上は女王様ですから、当然と言えば当然なのですけど。でも。<br class="auto"/>
　何だか、バウドさんに似ています。<br class="auto"/>
　バウドさんが、時々ボクを避けるようになってしまうこと…… そんなのと、近いような気が、少しだけ。<br class="auto"/>
　ああ、そうだ。バウドさんのは、ボクの勘違いだったのでしたね。<br class="auto"/>
　それなら、フォルグさんのも、ボクの勘違いなのでしょうか。<br class="auto"/>
　それならば、いいのですけど。<br class="auto"/>
　でもね、日記さん。フォルグさんも、ボクに冷たいわけではないのです。<br class="auto"/>
　一度お会いしてしまえば、フォルグさんはとてもお優しい方なのですよ。お別れする時も、また遊びに来ますって、必ずそう言って笑ってくれるのです。<br class="auto"/>
　それなのに。<br class="auto"/>
　ああ、そう言えば。<br class="auto"/>
　ボクとさよならをする時、フォルグさんって…… 何故か、悲しそうなお顔をするのでした。<br class="auto"/>
　ずっと旅に出ておられたから、忘れ掛けていましたけど。<br class="auto"/>
　でも、旅に出られる前あたりは、そのことで悩んだこともありましたっけ。<br class="auto"/>
　どうして、悲しいお顔をするのでしょうね。<br class="auto"/>
　楽しくおしゃべりをして、お勉強を見ていただいたりもして、フォルグさんだってとても楽しそうに笑っていたのに。<br class="auto"/>
　帰り際になると、ふっと、悲しそうなお顔になって。<br class="auto"/>
　そう。思い出しました。<br class="auto"/>
　それがどうしてなのか、どうしてなのかって…… ボク、ずいぶん悩んだのです。<br class="auto"/>
　でも、いくら考えてもわからなくて。<br class="auto"/>
　バウドさんに相談してみようかなって思っていたところで、フォルグさんは旅に出られたのでした。<br class="auto"/>
　ボクも、すっかり忘れていました。<br class="auto"/>
　今度お会いする時も、フォルグさんは悲しそうなお顔をするのでしょうか。<br class="auto"/>
　それとも、もうしない？<br class="auto"/>
　<br class="auto"/>
　ねぇ、日記さん。ボクはよくわかりません。<br class="auto"/>
　フォルグさんもそう。<br class="auto"/>
　バウドさんもそう。<br class="auto"/>
　母上も、そうです。<br class="auto"/>
　ボクの目を、じぃっと見て…… どうして、そんなに悲しそうなお顔をするのですか。<br class="auto"/>
　ボクが、何かいけないことをしましたか？<br class="auto"/>
　ボクの目は、そんなに濁っているのでしょうか。<br class="auto"/>
　そうかと思えば、ボクの目をじぃっと覗き込んで、何だか嬉しそうに微笑まれることもあるし……<br class="auto"/>
　よくわかりません、ボクには。<br class="auto"/>
　母上の目はサファイアのような青ですが、ボクの目は、父上譲りの茶色です。<br class="auto"/>
　バウドさんの目は、ソード君とおそろいの緑ですね。フォルグさんも、緑に近いでしょうか。<br class="auto"/>
　ボクの茶色の目が珍しい、とか？<br class="auto"/>
　いやいや、そんなわけはないですよね。父上だって茶色だったのですから。<br class="auto"/>
　何だかもう、よくわかりません。<br class="auto"/>
　ねぇ、日記さん。貴方にはわかりますか？</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-11-26"> 
    <title>今日は雨降りです</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-11-26</link>  
    <description>　今日は、一日中しとしと雨降りでした。　空も真っ暗で、昼間でもまるで夕方のようでしたね。　もちろん雨くらい普通に降りますけど、こんなに朝から晩までしとしと降り続くような雨は珍しいような気がします。　今もまだ、雨音がしているのですよ。　止みそうな気配もないくらい、ずっと同じ調子の雨音です。　朝から、ずっとこの調子。　しとしと、しとしとです。　あんまりしとしと雨が降ってばかりなので、今日は何だか気が滅入ってしまいました。　特に外に出たかったわけではないですが、それでもね。　まぁ、雨音自体は、嫌いではないのですけど。　雨音を聞きながらのんびり本を読むと言うのも、なかなか趣があって良いものですよね。　ただ、こんなにどんよりと空が曇って、昼間でもあんなに暗いのでは…… 趣とか、それ以前の問題です。　明日は、晴れてくれるといいのですけど。　それに、あまり雨が降り続くと、川が氾濫したりする恐れもありますからね。　ブレイゲ山の辺りの村とか、ちょっと心配です。　気分はあまり優れませんでしたが、今日はいつも通り剣の稽古をして、しっかりとお勉強もしました。　風邪もだいぶ良くなりましたし、ソード君のことでも心配なくなりましたからね。　ただ、やっぱりちょっと気が滅入るものですから、暇な時間は国の地図を眺めて過ごしていました。　前にソード君と一緒に見た地図ですよ。　いつか一緒に国中を旅しようねって、二人で眺めたのです。その時の書き込みも、ちゃんと残っています。　そうやって地図を見ていると、何だか本当に旅に出られそうな気がするのです。　ソード君は、いつか国中を巡る旅に出るでしょう。　その時、ボクが一緒に行けるかどうか…… それは、わかりません。　でも、空想の中だったら、一緒に旅に出てもいいですよね？　ソード君と語り合った空想の旅が、この地図を見るとね、頭の中にふわーっと蘇ってくるのですよ。　ソード君のあのキラキラした目も、ハッキリと思い出せるのです。　ソード君の目を見ていると、ボクもいつか本当に旅に出られそうな、そんな気がして来ます。　きっと、楽しいでしょうね。　お城の屋上で大きく深呼吸をするみたいに、きっと、とてもすがすがしい気持ちに違いありません。　そんなことを考えていたら、雨降りの滅入った気持ちなんて、忘れてしまいましたよ。　そうそう、フォルグさんからお話を聞かなければいけないのです。　フォルグさんはまだお帰りになったばかりで、色々と落..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2007-11-26T23:45:47+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　今日は、一日中しとしと雨降りでした。<br class="auto"/>
　空も真っ暗で、昼間でもまるで夕方のようでしたね。<br class="auto"/>
　もちろん雨くらい普通に降りますけど、こんなに朝から晩までしとしと降り続くような雨は珍しいような気がします。<br class="auto"/>
　今もまだ、雨音がしているのですよ。<br class="auto"/>
　止みそうな気配もないくらい、ずっと同じ調子の雨音です。<br class="auto"/>
　朝から、ずっとこの調子。<br class="auto"/>
　しとしと、しとしとです。<br class="auto"/>
　あんまりしとしと雨が降ってばかりなので、今日は何だか気が滅入ってしまいました。<br class="auto"/>
　特に外に出たかったわけではないですが、それでもね。<br class="auto"/>
　まぁ、雨音自体は、嫌いではないのですけど。<br class="auto"/>
　雨音を聞きながらのんびり本を読むと言うのも、なかなか趣があって良いものですよね。<br class="auto"/>
　ただ、こんなにどんよりと空が曇って、昼間でもあんなに暗いのでは…… 趣とか、それ以前の問題です。<br class="auto"/>
　明日は、晴れてくれるといいのですけど。<br class="auto"/>
　それに、あまり雨が降り続くと、川が氾濫したりする恐れもありますからね。<br class="auto"/>
　ブレイゲ山の辺りの村とか、ちょっと心配です。</p>

<p class="auto">
　気分はあまり優れませんでしたが、今日はいつも通り剣の稽古をして、しっかりとお勉強もしました。<br class="auto"/>
　風邪もだいぶ良くなりましたし、ソード君のことでも心配なくなりましたからね。<br class="auto"/>
　ただ、やっぱりちょっと気が滅入るものですから、暇な時間は国の地図を眺めて過ごしていました。<br class="auto"/>
　前にソード君と一緒に見た地図ですよ。<br class="auto"/>
　いつか一緒に国中を旅しようねって、二人で眺めたのです。その時の書き込みも、ちゃんと残っています。<br class="auto"/>
　そうやって地図を見ていると、何だか本当に旅に出られそうな気がするのです。<br class="auto"/>
　ソード君は、いつか国中を巡る旅に出るでしょう。<br class="auto"/>
　その時、ボクが一緒に行けるかどうか…… それは、わかりません。<br class="auto"/>
　でも、空想の中だったら、一緒に旅に出てもいいですよね？<br class="auto"/>
　ソード君と語り合った空想の旅が、この地図を見るとね、頭の中にふわーっと蘇ってくるのですよ。<br class="auto"/>
　ソード君のあのキラキラした目も、ハッキリと思い出せるのです。<br class="auto"/>
　ソード君の目を見ていると、ボクもいつか本当に旅に出られそうな、そんな気がして来ます。<br class="auto"/>
　きっと、楽しいでしょうね。<br class="auto"/>
　お城の屋上で大きく深呼吸をするみたいに、きっと、とてもすがすがしい気持ちに違いありません。<br class="auto"/>
　そんなことを考えていたら、雨降りの滅入った気持ちなんて、忘れてしまいましたよ。<br class="auto"/>
　そうそう、フォルグさんからお話を聞かなければいけないのです。<br class="auto"/>
　フォルグさんはまだお帰りになったばかりで、色々と落ち着かれていないでしょう。そう思って、我慢していましたが…… そろそろ我慢の限界です。<br class="auto"/>
　明日フォルグさんに手紙を書いて、来ていただけないかお願いしてみようと思っています。<br class="auto"/>
　もし来ていただけるようでしたら、ソード君も呼びませんとね。<br class="auto"/>
　国中を旅して来られたフォルグさんのお話を聞いたら、きっとソード君も目をキラキラさせてくれるでしょう。<br class="auto"/>
　そんなソード君の目、ボクは大好きです。<br class="auto"/>
　楽しみですね、日記さん。<br class="auto"/>
　フォルグさんのお話を聞けたら、日記さんにも教えてあげますからね。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-11-24"> 
    <title>何だか、とてもホッとしました</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-11-24</link>  
    <description>　今日はソード君に手紙を書いて、使いの兵士に様子を見に行ってもらいました。　だって、ソード君が風邪をひいていないか心配で心配で。　ボクの風邪は、すっかり良くなってしまいました。　だから、ソード君の言うとおり、ソード君がボクの風邪を引き受けてくれたのではないかって…… そう、思ったものですから。　使いの兵士には、ソード君の様子をしっかりと見て来るように言い聞かせて、手紙を託しました。　ソード君は優しい人ですから、ボクに心配かけまいとして、無理をしてしまうかもしれませんからね。　バウドさんが側にいらっしゃれば、バウドさんからもお話を聞いて来るように頼みました。　待っている間、ボクは剣の稽古をしていたのですが…… ソード君のことが、気になってしまって。　集中してないと、ナッジ老師に怒られてしまいました。　ダメですね、ボクは。　何かが気になってしまうと、他のことがどうしても疎かになってしまうのです。　この前も考え事をして、廊下の甲冑にぶつかってバラバラにしてしまったことがありましたし。　よくそうやって失敗をして、大臣に叱られてしまいます。　未来の王たる王子が、そんな視野の狭いことではいけませんぞ！ って。　本当に、そう思います。　何かが気になってしまうと、そのことばっかり考えてしまうクセ。自分でも、良くないとは思っているのですよ。　王は、国中の出来事に気を配っていなければいけません。　何かひとつのことばかり気になって、他のことが疎かになってしまっては…… 王としては、それではいけないですよね。　そう思って、いつも反省してはいるのですが。　どうしても、何かが気になると、ついつい……。　ううん。何とかならないものでしょうか。　　まぁ、それはともかくです。　剣の稽古を終えた頃に使いの兵士が戻ってきたので、ソード君の様子を聞きました。　そうしたら、日記さん。ソード君はとても元気だったそうですよ。　風邪をひいてるような様子もなくて、バウドさんのお話でも、特に風邪の予兆とかもないそうなのです。　ああ、良かったですソード君。　君にボクの風邪がうつっていなくて、本当に良かった。　ボクのせいでソード君が辛い思いをしてしまったら、ボクはどうしたらいいのか。　ボクの手紙を読んで、ソード君はとても驚いていたそうです。　兵士は、ソード君からの短い手紙も持って帰って来てくれました。その場で書いて、兵士に託してくれたのですね。　僕は元気だから心配しな..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2007-11-24T23:38:20+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　今日はソード君に手紙を書いて、使いの兵士に様子を見に行ってもらいました。<br class="auto"/>
　だって、ソード君が風邪をひいていないか心配で心配で。<br class="auto"/>
　ボクの風邪は、すっかり良くなってしまいました。<br class="auto"/>
　だから、ソード君の言うとおり、ソード君がボクの風邪を引き受けてくれたのではないかって…… そう、思ったものですから。<br class="auto"/>
　使いの兵士には、ソード君の様子をしっかりと見て来るように言い聞かせて、手紙を託しました。<br class="auto"/>
　ソード君は優しい人ですから、ボクに心配かけまいとして、無理をしてしまうかもしれませんからね。<br class="auto"/>
　バウドさんが側にいらっしゃれば、バウドさんからもお話を聞いて来るように頼みました。<br class="auto"/>
　待っている間、ボクは剣の稽古をしていたのですが…… ソード君のことが、気になってしまって。<br class="auto"/>
　集中してないと、ナッジ老師に怒られてしまいました。<br class="auto"/>
　ダメですね、ボクは。<br class="auto"/>
　何かが気になってしまうと、他のことがどうしても疎かになってしまうのです。<br class="auto"/>
　この前も考え事をして、廊下の甲冑にぶつかってバラバラにしてしまったことがありましたし。<br class="auto"/>
　よくそうやって失敗をして、大臣に叱られてしまいます。<br class="auto"/>
　未来の王たる王子が、そんな視野の狭いことではいけませんぞ！ って。<br class="auto"/>
　本当に、そう思います。<br class="auto"/>
　何かが気になってしまうと、そのことばっかり考えてしまうクセ。自分でも、良くないとは思っているのですよ。<br class="auto"/>
　王は、国中の出来事に気を配っていなければいけません。<br class="auto"/>
　何かひとつのことばかり気になって、他のことが疎かになってしまっては…… 王としては、それではいけないですよね。<br class="auto"/>
　そう思って、いつも反省してはいるのですが。<br class="auto"/>
　どうしても、何かが気になると、ついつい……。<br class="auto"/>
　ううん。何とかならないものでしょうか。<br class="auto"/>
　<br class="auto"/>
　まぁ、それはともかくです。<br class="auto"/>
　剣の稽古を終えた頃に使いの兵士が戻ってきたので、ソード君の様子を聞きました。<br class="auto"/>
　そうしたら、日記さん。ソード君はとても元気だったそうですよ。<br class="auto"/>
　風邪をひいてるような様子もなくて、バウドさんのお話でも、特に風邪の予兆とかもないそうなのです。<br class="auto"/>
　ああ、良かったですソード君。<br class="auto"/>
　君にボクの風邪がうつっていなくて、本当に良かった。<br class="auto"/>
　ボクのせいでソード君が辛い思いをしてしまったら、ボクはどうしたらいいのか。<br class="auto"/>
　ボクの手紙を読んで、ソード君はとても驚いていたそうです。<br class="auto"/>
　兵士は、ソード君からの短い手紙も持って帰って来てくれました。その場で書いて、兵士に託してくれたのですね。<br class="auto"/>
　僕は元気だから心配しないで、って、書いてありました。<br class="auto"/>
　変な心配かけちゃってごめんね、って。<br class="auto"/>
　だけど、心配してくれてありがとう。嬉しいよ、って。<br class="auto"/>
　ねぇ、日記さん。<br class="auto"/>
　ソード君の手紙を読んで、ボクね、何だかとてもホッとしたのです。<br class="auto"/>
　兵士から様子を聞いただけでは、あんなにホッとはしなかったでしょうね。<br class="auto"/>
　ソード君の手紙を読んで、ソード君の書いた字を見たら、何だか…… ソード君の笑ってる顔が見えたような気がしたのです。<br class="auto"/>
　元気で本当によかったです、ソード君。<br class="auto"/>
　変ですね。昨日会ったばかりなのに、まるで何日も会っていなかったみたい。<br class="auto"/>
　昨日は、ソード君と一緒で、本当に楽しかったのです。<br class="auto"/>
　だから、余計にそうなのかもしれませんね。<br class="auto"/>
　また今度、ソード君のお家に遊びに行きましょう。今度は、ボクの方から。<br class="auto"/>
　その時は、ちゃんと母上にお許しをいただいて。<br class="auto"/>
　また風邪をうつしてしまっては大変ですから、ボクの風邪が完全に消えるまで、もう少し待った方が良さそうですね。<br class="auto"/>
　また遊びましょうね、ソード君。<br class="auto"/>
　その時を、楽しみにしていますよ。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-11-22"> 
    <title>ソード君が引き受けてくれたから……？</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-11-22</link>  
    <description>　日記さん、昨日母上が優しさを下さったおかげで、風邪はだいぶ良くなりました。　まだちょっとだけだるい感じもするのですが、昨日ほどではありません。　朝食もいつものように食べられたので、母上も安心して下さいました。本当に良かったです。　ただ、いつものように剣の稽古に行こうと思ったら…… 母上に止められてしまいました。　今日はお休みしなさい、って。　ボクはもうだいぶ元気なので、鍛錬してもいいかなと思ったのです。　先日足を捻挫してしまって、だいぶ鍛錬もお休みしてしまいましたからね。遅れを取り戻さないと、と思うのですが。　でも、母上はお許し下さいませんでした。　今日はお稽古を休んで、お勉強もあまり熱心にしないで、ゆっくりお休みなさいと。　怖いお顔で「いいですね、ディーン」と念を押されるので、ボクも慌てて頷いてしまいましたよ。　こういう時の母上は、ちょっと怖いのです。　でもそれは、母上がボクを気遣って下さっているということなのですよね。　だから、何だか幸せでした。　ただ、剣の稽古が出来なくなったのは残念です。明日こそはと、思っていたのですからね。　でも、確かに身体の調子も万全ではありませんし。それでまた怪我でもしてしまったら、大変です。　なので、母上のお言葉に甘えて、今日は部屋でゆっくりと過ごしました。　退屈だっただろうって、思うでしょう？　でもね、そんなことはなかったのですよ、日記さん。　今日はバウドさんがご用でお城にいらっしゃったのですが、ソード君も一緒に連れて来て下さったのです。　ソード君と会うのは、何だか久しぶりです。　ソード君も、久しぶりだねって嬉しそうに笑ってくれました。もちろん、ボクもソード君に会えて嬉しかったです。　会いたいなって、思っていたところだったのですから。　この前バウドさんのお家にお邪魔した時は、ソード君がお留守で、正直ホッとしたのですが…… それとこれとは、別なのです。　そういう時じゃなかったら、ボクはいつだってソード君に会いたいのですよ。　バウドさんとも少しお話をしましたが、いつも通りのバウドさんでした。　ボクの風邪を気遣って下さって、どうぞお大事にって、頭をくしゃくしゃって撫でてくれました。　そう、いつも通りに決まってますよね。　だって、この前のことはボクの勘違いだったのですから。　何だかバウドさんに会うのが恥ずかしかったですよ、ボク。この前、沢山笑われてしまいましたから。　だから、ソード君が..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2007-11-22T23:59:44+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　日記さん、昨日母上が優しさを下さったおかげで、風邪はだいぶ良くなりました。<br class="auto"/>
　まだちょっとだけだるい感じもするのですが、昨日ほどではありません。<br class="auto"/>
　朝食もいつものように食べられたので、母上も安心して下さいました。本当に良かったです。<br class="auto"/>
　ただ、いつものように剣の稽古に行こうと思ったら…… 母上に止められてしまいました。<br class="auto"/>
　今日はお休みしなさい、って。<br class="auto"/>
　ボクはもうだいぶ元気なので、鍛錬してもいいかなと思ったのです。<br class="auto"/>
　先日足を捻挫してしまって、だいぶ鍛錬もお休みしてしまいましたからね。遅れを取り戻さないと、と思うのですが。<br class="auto"/>
　でも、母上はお許し下さいませんでした。<br class="auto"/>
　今日はお稽古を休んで、お勉強もあまり熱心にしないで、ゆっくりお休みなさいと。<br class="auto"/>
　怖いお顔で「いいですね、ディーン」と念を押されるので、ボクも慌てて頷いてしまいましたよ。<br class="auto"/>
　こういう時の母上は、ちょっと怖いのです。<br class="auto"/>
　でもそれは、母上がボクを気遣って下さっているということなのですよね。<br class="auto"/>
　だから、何だか幸せでした。<br class="auto"/>
　ただ、剣の稽古が出来なくなったのは残念です。明日こそはと、思っていたのですからね。<br class="auto"/>
　でも、確かに身体の調子も万全ではありませんし。それでまた怪我でもしてしまったら、大変です。<br class="auto"/>
　なので、母上のお言葉に甘えて、今日は部屋でゆっくりと過ごしました。<br class="auto"/>
　退屈だっただろうって、思うでしょう？<br class="auto"/>
　でもね、そんなことはなかったのですよ、日記さん。<br class="auto"/>
　今日はバウドさんがご用でお城にいらっしゃったのですが、ソード君も一緒に連れて来て下さったのです。<br class="auto"/>
　ソード君と会うのは、何だか久しぶりです。<br class="auto"/>
　ソード君も、久しぶりだねって嬉しそうに笑ってくれました。もちろん、ボクもソード君に会えて嬉しかったです。<br class="auto"/>
　会いたいなって、思っていたところだったのですから。<br class="auto"/>
　この前バウドさんのお家にお邪魔した時は、ソード君がお留守で、正直ホッとしたのですが…… それとこれとは、別なのです。<br class="auto"/>
　そういう時じゃなかったら、ボクはいつだってソード君に会いたいのですよ。<br class="auto"/>
　バウドさんとも少しお話をしましたが、いつも通りのバウドさんでした。<br class="auto"/>
　ボクの風邪を気遣って下さって、どうぞお大事にって、頭をくしゃくしゃって撫でてくれました。<br class="auto"/>
　そう、いつも通りに決まってますよね。<br class="auto"/>
　だって、この前のことはボクの勘違いだったのですから。<br class="auto"/>
　何だかバウドさんに会うのが恥ずかしかったですよ、ボク。この前、沢山笑われてしまいましたから。<br class="auto"/>
　だから、ソード君がすぐに手を引いてくれたので、ちょっと助かりました。<br class="auto"/>
　また顔を赤くしたりしたら、バウドさんに笑われてしまいます。<br class="auto"/>
　バウドさんはいつものように母上にご用事だったので、その間、ソード君といっぱい遊べました。<br class="auto"/>
　とは言っても、ボクは一応風邪ひきさんですから、部屋でのんびりしていただけですけどね。<br class="auto"/>
　ボクがディーン君の風邪を引き受けてあげるよ、なんて。<br class="auto"/>
　ソード君ってば、また悪ふざけをするので…… ボク、困ってしまいましたよ。<br class="auto"/>
　つい顔が赤くなってしまって、ソード君にも笑われてしまうし。<br class="auto"/>
　笑い事じゃありませんよ、ソード君。<br class="auto"/>
　明日ソード君が風邪で寝込んでしまったら、どうしましょう。バウドさんに謝らなければいけません。<br class="auto"/>
　そしたらお見舞いに来てねなんて、ソード君は笑ってましたけど。<br class="auto"/>
　でも、あまり行きたくありません。お見舞いなんて。<br class="auto"/>
　ソード君が風邪で辛そうにしているのを見るのは、ボクだって辛いですよ。<br class="auto"/>
　つきっきりで看病してあげたいけど、そうもいかないし。そんなソード君を残して、お城に帰ることを考えたら…… 何だか、苦しくなってしまいます。<br class="auto"/>
　そうなっては大変なので、暖かい生姜入りの紅茶を淹れてもらって、ソード君にご馳走しました。<br class="auto"/>
　身体がぽかぽかになれば、きっと風邪もうつらないでしょうからね。<br class="auto"/>
　でもね、日記さん。<br class="auto"/>
　ちょっと不思議なのですが、ボクの少しだけ気だるかったような気分も、すっかり良くなってしまったのですよ。<br class="auto"/>
　食欲も出てきて、夕食も美味しく食べられましたし。<br class="auto"/>
　母上も、とても喜んで下さいました。元気になって良かったですね、って。<br class="auto"/>
　もしかして、本当に…… ソード君が、ボクの風邪を引き受けてくれたのでしょうか。<br class="auto"/>
　だから、ボクが元気になったのですか？<br class="auto"/>
　もしそうだったら、大変です。今頃ソード君、辛い思いをしているかもしれません。<br class="auto"/>
　ああ、心配ですね、日記さん。<br class="auto"/>
　明日ソード君の家に使いを出して、ソード君がお元気かどうか確かめてみようと思います。<br class="auto"/>
　どうか、ソード君に風邪がうつっていませんように。<br class="auto"/>
　おやすみなさい。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-11-19"> 
    <title>今日は風邪気味です</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-11-19</link>  
    <description>　日記さん。ボク、風邪を引いてしまいました。　昨日バウドさんのところに行って、安心してしまったのでしょうか。朝起きたら、身体がどうにも重たいのです。　何だか、食欲もないし。　今朝は母上と朝食をご一緒出来たので、いつもならもっと食が進むはずなのですが…… 今日は、スープくらいしか喉を通らなくて。　それに、ちょっと寒気がしました。　ボクがほとんど食べないから、母上も心配して下さって。　ここのところあまり調子が良さそうではなかったから、きっと風邪を引いていたのでしょうって。　だから、今日は一日ゆっくりおやすみなさいって、そう言って下さいました。　そうではないのです、母上。　ここのところちょっと元気が無かったのは、バウドさんのことを考えていたからで。それも、ただのボクの勘違いだったのですけど。　でも、そう説明するわけにもいきませんし。　だから、せめてご心配をかけないように、朝食をしっかり食べて見せようと思ったのですが……。　日記さん。食欲がない時は、ダメですね。　ふわふわのオムレツだって、飲み込むのにやっとって感じで。　母上が心配なさらないようにするつもりだったのですが、逆にご心配をお掛けしてしまったようです。　あとでお粥を運ばせますからと、ご自身のお食事を中断してまで、ボクを部屋まで送って下さいました。　もちろん、ボクは遠慮したのですよ。　自分で戻れますから大丈夫ですって。でも、母上はそれでも付いて来て下さって。　ボクを寝かしつけて下さった、母上の手…… とても、いい匂いがしました。　日記さん、ボクは幸せです。　風邪はくらくらするし、寒気がしてゾクゾクだし、とても大変ですけど。　でも、何だか母上を独り占め出来たみたいで。ボク、ちょっとだけ幸せでした。　ああ、こんなことではいけませんね。母上にご心配をおかけするなんて、いけないことなのに。　いつも風邪を引く度に反省してはいるのですが、でも、ちょっと幸せにもなってしまいます。　今日は、母上が頻繁にお見舞いに来て下さいました。　ありがとうございます、母上。　おかげで、もうゾクゾクしなくなりました。薬湯も苦かったけど、母上が励まして下さったから、ちゃんと飲めましたしね。　今日は思いがけずゆっくりしてしまいましたが、たまには、こういう日も良いのではないかと思います。　明日から、頑張るのです。　もちろん、明日になって風邪がどうなっているかにもよりますけどね……。　今日、母上があんな..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2007-11-19T23:59:05+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　日記さん。ボク、風邪を引いてしまいました。<br class="auto"/>
　昨日バウドさんのところに行って、安心してしまったのでしょうか。朝起きたら、身体がどうにも重たいのです。<br class="auto"/>
　何だか、食欲もないし。<br class="auto"/>
　今朝は母上と朝食をご一緒出来たので、いつもならもっと食が進むはずなのですが…… 今日は、スープくらいしか喉を通らなくて。<br class="auto"/>
　それに、ちょっと寒気がしました。<br class="auto"/>
　ボクがほとんど食べないから、母上も心配して下さって。<br class="auto"/>
　ここのところあまり調子が良さそうではなかったから、きっと風邪を引いていたのでしょうって。<br class="auto"/>
　だから、今日は一日ゆっくりおやすみなさいって、そう言って下さいました。<br class="auto"/>
　そうではないのです、母上。<br class="auto"/>
　ここのところちょっと元気が無かったのは、バウドさんのことを考えていたからで。それも、ただのボクの勘違いだったのですけど。<br class="auto"/>
　でも、そう説明するわけにもいきませんし。<br class="auto"/>
　だから、せめてご心配をかけないように、朝食をしっかり食べて見せようと思ったのですが……。<br class="auto"/>
　日記さん。食欲がない時は、ダメですね。<br class="auto"/>
　ふわふわのオムレツだって、飲み込むのにやっとって感じで。<br class="auto"/>
　母上が心配なさらないようにするつもりだったのですが、逆にご心配をお掛けしてしまったようです。<br class="auto"/>
　あとでお粥を運ばせますからと、ご自身のお食事を中断してまで、ボクを部屋まで送って下さいました。<br class="auto"/>
　もちろん、ボクは遠慮したのですよ。<br class="auto"/>
　自分で戻れますから大丈夫ですって。でも、母上はそれでも付いて来て下さって。<br class="auto"/>
　ボクを寝かしつけて下さった、母上の手…… とても、いい匂いがしました。<br class="auto"/>
　日記さん、ボクは幸せです。<br class="auto"/>
　風邪はくらくらするし、寒気がしてゾクゾクだし、とても大変ですけど。<br class="auto"/>
　でも、何だか母上を独り占め出来たみたいで。ボク、ちょっとだけ幸せでした。<br class="auto"/>
　ああ、こんなことではいけませんね。母上にご心配をおかけするなんて、いけないことなのに。<br class="auto"/>
　いつも風邪を引く度に反省してはいるのですが、でも、ちょっと幸せにもなってしまいます。<br class="auto"/>
　今日は、母上が頻繁にお見舞いに来て下さいました。<br class="auto"/>
　ありがとうございます、母上。<br class="auto"/>
　おかげで、もうゾクゾクしなくなりました。薬湯も苦かったけど、母上が励まして下さったから、ちゃんと飲めましたしね。<br class="auto"/>
　今日は思いがけずゆっくりしてしまいましたが、たまには、こういう日も良いのではないかと思います。<br class="auto"/>
　明日から、頑張るのです。<br class="auto"/>
　もちろん、明日になって風邪がどうなっているかにもよりますけどね……。<br class="auto"/>
　今日、母上があんなに優しさを下さったのです。<br class="auto"/>
　きっと、すっかり良くなっているに違いありませんね。日記さん。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-11-12"> 
    <title>バウドさんに会ってきました</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-11-12</link>  
    <description>　今日は計画通り、バウドさんに会いに行って来ました。　でもね、お城を抜け出すまでが、ちょと大変だったのです。　いつものように、地下の戦いの間から出て行こうと思ったのですが…… 今日に限って、裏口のところを兵士がウロウロしているのですよ。　ボク、困ってしまいました。　だって、いつもは誰もいないのに。今日に限って、兵士がいるなんて。　だからね、ちょっと物陰に隠れて、じっと隙を待っていました。　すると、きっと兵士も疲れたのでしょう。喉渇いたなぁとか独り言を呟いて、どこかへ行ってしまったのです。　きっと、神様がボクにチャンスを下さったに違い有りません。　おかげで、誰にも見つからずにお城を抜け出すことが出来ました。　本当なら母上にお許しをいただいて、堂々と出て行きたかったのですが…… それには、母上に理由をお話しなければいけないでしょう？　バウドさんに会いに行く、理由を。　何て母上にお話したらいいのか、よくわからなかったのです。　それに、ご心配をおかけしてはいけませんし。だから。　無事にお城を抜け出せたので、それからは、一気にバウドさんのお家まで駆け足でした。　今思うと、誰かに声を掛けられたような気もするのですが…… 申し訳ないのですが、その時のボクはそれどころではなくて。　バウドさんがお家にいなかったらどうしよう、とも思ったのですが。　何となく、予感はしました。　きっと、バウドさんはお家にいて、ボクの話を聞いてくれるって。　日記さん。ボクの予感って、当たるのかもしれませんね。　夢中でバウドさんの家のドアを叩いてみたら、どうぞって、バウドさんの声が聞こえて来たのです。　バウドさん、やっぱりお家にいたのです。　ボクを、待っていてくださったみたいに。　ディーンですって名乗って、入れて下さらなかったら困るので…… 無礼かとは思ったのですが、勝手にドアを開けて中に入ってしまいました。　ボクが入って来て、バウドさんも少し驚かれたようです。　日記さん。ボクね、心配だったのです。　ボクの顔を見て、バウドさんが不愉快そうな顔をされたり…… ボクを追い出そうとされたら、どうしようって。　でも、そんなことはありませんでした。　ちょっと驚いた顔をしてはいましたが、すぐに優しいお顔になって、ボクに笑いかけてくれました。　これはこれは、ようこそ王子、って。　ボクがどんなにホッとしたか、日記さん、わかりますか？　バウドさんがそう言って、優しいお顔をし..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2007-11-12T23:59:59+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　今日は計画通り、バウドさんに会いに行って来ました。<br class="auto"/>
　でもね、お城を抜け出すまでが、ちょと大変だったのです。<br class="auto"/>
　いつものように、地下の戦いの間から出て行こうと思ったのですが…… 今日に限って、裏口のところを兵士がウロウロしているのですよ。<br class="auto"/>
　ボク、困ってしまいました。<br class="auto"/>
　だって、いつもは誰もいないのに。今日に限って、兵士がいるなんて。<br class="auto"/>
　だからね、ちょっと物陰に隠れて、じっと隙を待っていました。<br class="auto"/>
　すると、きっと兵士も疲れたのでしょう。喉渇いたなぁとか独り言を呟いて、どこかへ行ってしまったのです。<br class="auto"/>
　きっと、神様がボクにチャンスを下さったに違い有りません。<br class="auto"/>
　おかげで、誰にも見つからずにお城を抜け出すことが出来ました。<br class="auto"/>
　本当なら母上にお許しをいただいて、堂々と出て行きたかったのですが…… それには、母上に理由をお話しなければいけないでしょう？<br class="auto"/>
　バウドさんに会いに行く、理由を。<br class="auto"/>
　何て母上にお話したらいいのか、よくわからなかったのです。<br class="auto"/>
　それに、ご心配をおかけしてはいけませんし。だから。<br class="auto"/>
　無事にお城を抜け出せたので、それからは、一気にバウドさんのお家まで駆け足でした。<br class="auto"/>
　今思うと、誰かに声を掛けられたような気もするのですが…… 申し訳ないのですが、その時のボクはそれどころではなくて。<br class="auto"/>
　バウドさんがお家にいなかったらどうしよう、とも思ったのですが。<br class="auto"/>
　何となく、予感はしました。<br class="auto"/>
　きっと、バウドさんはお家にいて、ボクの話を聞いてくれるって。<br class="auto"/>
　日記さん。ボクの予感って、当たるのかもしれませんね。<br class="auto"/>
　夢中でバウドさんの家のドアを叩いてみたら、どうぞって、バウドさんの声が聞こえて来たのです。<br class="auto"/>
　バウドさん、やっぱりお家にいたのです。<br class="auto"/>
　ボクを、待っていてくださったみたいに。<br class="auto"/>
　ディーンですって名乗って、入れて下さらなかったら困るので…… 無礼かとは思ったのですが、勝手にドアを開けて中に入ってしまいました。<br class="auto"/>
　ボクが入って来て、バウドさんも少し驚かれたようです。<br class="auto"/>
　日記さん。ボクね、心配だったのです。<br class="auto"/>
　ボクの顔を見て、バウドさんが不愉快そうな顔をされたり…… ボクを追い出そうとされたら、どうしようって。<br class="auto"/>
　でも、そんなことはありませんでした。<br class="auto"/>
　ちょっと驚いた顔をしてはいましたが、すぐに優しいお顔になって、ボクに笑いかけてくれました。<br class="auto"/>
　これはこれは、ようこそ王子、って。<br class="auto"/>
　ボクがどんなにホッとしたか、日記さん、わかりますか？<br class="auto"/>
　バウドさんがそう言って、優しいお顔をしてくれただけで…… 何だか、身体の力が抜けてしまいそうだったのです。<br class="auto"/>
　いつも通りの、バウドさんです。<br class="auto"/>
　ボクを避けていたなんて、とても思えません。<br class="auto"/>
　追い返されたらどうしようって心配していたのに、バウドさんはいつも通りに優しくて。何だかボク、どうしたらいいかわからなくなってしまって。<br class="auto"/>
　そうしたら、バウドさんはボクの手を取って、ベッドの方へと招いて下さいました。<br class="auto"/>
　今、お茶をお出ししましょうって。<br class="auto"/>
　勝手に尋ねてきてそんなお気を使わせてしまってはと、遠慮したのですが…… バウドさんは、ただ笑っているばかりで。<br class="auto"/>
　結局、バウドさんのベッドに並んで座って、お茶をご馳走になってしまいました。<br class="auto"/>
　ソード君も居ませんでしたし、バウドさんと二人っきりです。<br class="auto"/>
　実は、ちょっとだけ心配だったのです。ソード君がいたらどうしよう、って。<br class="auto"/>
　だって、ソード君の前でこんな話は出来ません。恥ずかしいもの。<br class="auto"/>
　ソード君には申し訳ないですが、今日だけは、バウドさんと二人っきりになれてよかったです。<br class="auto"/>
　バウドさんは、ボクが言い出すまで何も尋ねては来ませんでした。<br class="auto"/>
　どうして急に？ とか、言われるかなーと思っていたのですが。<br class="auto"/>
　ただ優しいお顔で笑いながら、お茶とお菓子を勧めてくださるばかりなのです。<br class="auto"/>
　だから、ボクから言い出すしか、ありませんでした。<br class="auto"/>
　ボクが、そう…… 気が付かないうちに、何かとても無礼なことをバウドさんにしてはいませんでしたか？ と。<br class="auto"/>
　もしもそうでしたら、ボクを叱って下さっていいのですよ、って。<br class="auto"/>
　そう言ったら、バウドさんはちょっと黙ってしまいました。<br class="auto"/>
　何だか、とても意外そうなお顔をなさって。<br class="auto"/>
　ボクはもう、どんな答えが帰ってくるかとビクビクしていたのですが…… しばらくしたら、突然わっはっはって大きな笑い声がして。<br class="auto"/>
　日記さん、ボク、凄く驚いてしまいましたよ。<br class="auto"/>
　だって、バウドさんが思いっきり笑ってるのです。大きなお口を開けて、大きな声で、わっはっはって。<br class="auto"/>
　ボクがぽかんとしていたら、バウドさん、ボクの頭をくしゃくしゃってしてくれました。<br class="auto"/>
　ホントにもう、思いっきりくしゃくしゃって。<br class="auto"/>
　あんまり酷くくしゃくしゃするから、髪がぐしゃぐしゃになってしまいましたよ。あの大きい手でくしゃくしゃするから、何だか目の前もぐらぐらするし。<br class="auto"/>
　ボクがやめて下さいって言うのに、バウドさんはいつまでもくしゃくしゃするのです。<br class="auto"/>
　そう来たかそう来たか、とか言いながら。<br class="auto"/>
　それで、急にくしゃくしゃが止んだなと思ったら…… 今度は、ボクをぎゅうって抱きしめてくれて。<br class="auto"/>
　ぎゅううって、すごく強く。<br class="auto"/>
　あんまり強くぎゅうってするので、息が苦しくなってしまうほどでした。<br class="auto"/>
　それに、さっぱりわけがわからないし。<br class="auto"/>
　いえ、わかることもありました。<br class="auto"/>
　どうやらボクは、勘違いをしていたようです。バウドさんはボクに怒っていて、それでボクを避けていたわけではなかったみたいです。<br class="auto"/>
　そんな勘違いをしていたボクを、バウドさんが笑い飛ばしてくれたのです。<br class="auto"/>
　ボク、嬉しかったですよ。<br class="auto"/>
　笑い飛ばして欲しいって、ずっと思っていたのです。<br class="auto"/>
　ボクの勘違いであって欲しい、って。<br class="auto"/>
　でもね、どうしてボクをあんなにぎゅうってするのか…… しかも、ちっとも離してくれないのです。<br class="auto"/>
　苦しいですよって言ってるのに、ちっとも離してくれなくて。<br class="auto"/>
　しかも、その…… キスまでするし。<br class="auto"/>
　ボクは苦手なのですって、いつも言ってるのに。息が出来なくてぼーっとしてしまうから、ダメですって。<br class="auto"/>
　しかも、すごく強くぎゅうってされて、ただでさえ息苦しいし。<br class="auto"/>
　だから、何かもう…… その辺りのことは、よく覚えていません。頭がぼーっとしてしまって。<br class="auto"/>
　気が付いたら、バウドさんがボクを胸に寄りかからせてくれていました。<br class="auto"/>
　バウドさん、まだ笑っていましたよ。<br class="auto"/>
　馬鹿だなお前さんは、って。ボクの髪を、またくしゃくしゃして。<br class="auto"/>
　そう、ですね。<br class="auto"/>
　どうやら、ボクは馬鹿だったようです。<br class="auto"/>
　勝手な勘違いをして、一人で勝手に悩んでいただけのようですね。本当に、馬鹿みたいです。<br class="auto"/>
　バウドさんは、こんなにボクに優しいのに。<br class="auto"/>
　ボクを避けているんじゃないか、なんて。そんなこと、あるわけがないのです。<br class="auto"/>
　ただ、ちょっとタイミングが合わなかっただけ。<br class="auto"/>
　この前ボクと母上が側を通りかかった時、バウドさんはやっぱりお家に居たそうです。<br class="auto"/>
　だけど、魔道書を読むのに夢中になっていたので、全然気が付かなくて。後で近所の人から聞いて、やっとボクたちが来たことを知ったのだとか。<br class="auto"/>
　悪かったなって、バウドさんは謝って下さいました。<br class="auto"/>
　ボクにも、それから母上にも。無礼なことをして申し訳なかった、って。<br class="auto"/>
　そんなことはないです、バウドさん。<br class="auto"/>
　バウドさんが魔法の研究に熱中されているのに、むしろ此方が邪魔してしまって申し訳ないくらいで。<br class="auto"/>
　でも、本当に良かったです。<br class="auto"/>
　バウドさんがボクに怒っていたらどうしようって、本気で心配していましたからね。<br class="auto"/>
　そうではなくて、良かったです。<br class="auto"/>
　その後は、少しまたお茶をご馳走になって、バウドさんにお城まで送って頂きました。<br class="auto"/>
　バウドさんと一緒だったので、大臣にも叱られずにすみましたし。<br class="auto"/>
　今日はありがとうございました、バウドさん。<br class="auto"/>
　急に押しかけてしまって、ごめんなさい。<br class="auto"/>
　今度は、ちゃんとお約束をしてからお邪魔したいです。また、この前みたいに。<br class="auto"/>
　ああ、でも良かった。<br class="auto"/>
　バウドさんがボクに怒っているのではなくて、本当に良かったです。<br class="auto"/>
　<br class="auto"/>
　<br class="auto"/>
　でも。<br class="auto"/>
　ちょっとだけ、よくわからないのですよ。日記さん。<br class="auto"/>
　あの時のバウドさん、あんなにボクをぎゅうってして…… 一体、どうしたのでしょう。<br class="auto"/>
　そんなに、ボクの勘違いが可笑しかったのでしょうか。<br class="auto"/>
　よく、わかりません。<br class="auto"/>
　でも、バウドさんがボクを怒っていたわけではなかったのですし。<br class="auto"/>
　避けられていたのかどうかは、そう言えば聞きませんでしたが。バウドさんがボクを怒っていないのなら、ボクを避けたりするわけないですものね。<br class="auto"/>
　きっと、タイミングが合わなかっただけなのです。<br class="auto"/>
　ああ、でも本当に良かった。<br class="auto"/>
　今日は、ぐっすりと眠れそうです。<br class="auto"/>
　おやすみなさい、日記さん。また明日お話してあげますね。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-11-05"> 
    <title>ダメだったら、それからまた悩みましょう</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-11-05</link>  
    <description>　日記さん、ボクは今日も何だかぼんやりです。　今日は大臣に叱られるような失敗はしませんでしたが、やっぱり、勉強にも鍛錬にも身が入りませんでした。　気が付けば、バウドさんのことばかり考えてしまって。　ボクがこんなにバウドさんのことを考えているなんて、バウドさんは、きっと思ってもいないでしょうね。　だって、もしかしたらボクの勝手な思い込みなのかもしれませんし。　そうだったらいいって、本当に思います。　そうしたらバウドさん、どうか、思いっきり笑い飛ばして下さい。　ボクの髪、ぐしゃぐしゃにしちゃってもいいです。そうやって頭くしゃくしゃして、バカだなって、笑い飛ばして欲しい。　こんなに不安なのは、何故なのでしょう。　バウドさんと離れていてもそうですが、一緒にいても、ふとこんな気持ちになることがあります。　ボクと一緒にいる時でも、バウドさんが、ふっと顔を曇らせることがあるのです。　そういう時は決まってボクをじっと見て、それで、またふいっと目をそらしてしまうのです。　何となく、ソード君にも似ています。　ソード君も時々、そうやってボクをじっと見て、何も言わずに目をそらしてしまうことがあるのです。　あの親子にしかわからない、何かなのでしょうか。　ソード君の時はおやって思うくらいで、すぐに気にならなくなってしまうのですが…… バウドさんの時は、何かがいつまでも残る気がします。　その後もバウドさんは変わらず優しくしてくれるのですが、その時から、何かが変わってしまったような気がして。　よく考えてみれば、バウドさんと会えない時期って、そういう時の後のような気もします。　何か、あるのでしょうか。　やっぱり、ボクが何かバウドさんの気に障ることをしたのでしょうか。　でも、ボクにはわかりません。ボクの何が、悪かったのか。　ごめんなさい、バウドさん。　自分で自分の悪い所に気がつけないなんて、ボクは悪い王子です。　だからちゃんと面と向かって叱って欲しいけど、バウドさんは、ボクと会ってくれません。　会えるのは、バウドさんがすっかりいつも通りに戻ってから。　そうなってから叱って下さいって頼んでも、きっとバウドさんはおっしゃるでしょう。何のことですかな、って。　そうなってからでは、遅いのです。　バウドさんに許してもらってからでは、遅すぎます。　だって、ボクのどんな悪いことを許してもらったのか、それすらわからないのでは…… ボクだって、直しようがないではない..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2007-11-05T23:59:14+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　日記さん、ボクは今日も何だかぼんやりです。<br class="auto"/>
　今日は大臣に叱られるような失敗はしませんでしたが、やっぱり、勉強にも鍛錬にも身が入りませんでした。<br class="auto"/>
　気が付けば、バウドさんのことばかり考えてしまって。<br class="auto"/>
　ボクがこんなにバウドさんのことを考えているなんて、バウドさんは、きっと思ってもいないでしょうね。<br class="auto"/>
　だって、もしかしたらボクの勝手な思い込みなのかもしれませんし。<br class="auto"/>
　そうだったらいいって、本当に思います。<br class="auto"/>
　そうしたらバウドさん、どうか、思いっきり笑い飛ばして下さい。<br class="auto"/>
　ボクの髪、ぐしゃぐしゃにしちゃってもいいです。そうやって頭くしゃくしゃして、バカだなって、笑い飛ばして欲しい。<br class="auto"/>
　こんなに不安なのは、何故なのでしょう。<br class="auto"/>
　バウドさんと離れていてもそうですが、一緒にいても、ふとこんな気持ちになることがあります。<br class="auto"/>
　ボクと一緒にいる時でも、バウドさんが、ふっと顔を曇らせることがあるのです。<br class="auto"/>
　そういう時は決まってボクをじっと見て、それで、またふいっと目をそらしてしまうのです。<br class="auto"/>
　何となく、ソード君にも似ています。<br class="auto"/>
　ソード君も時々、そうやってボクをじっと見て、何も言わずに目をそらしてしまうことがあるのです。<br class="auto"/>
　あの親子にしかわからない、何かなのでしょうか。<br class="auto"/>
　ソード君の時はおやって思うくらいで、すぐに気にならなくなってしまうのですが…… バウドさんの時は、何かがいつまでも残る気がします。<br class="auto"/>
　その後もバウドさんは変わらず優しくしてくれるのですが、その時から、何かが変わってしまったような気がして。<br class="auto"/>
　よく考えてみれば、バウドさんと会えない時期って、そういう時の後のような気もします。<br class="auto"/>
　何か、あるのでしょうか。<br class="auto"/>
　やっぱり、ボクが何かバウドさんの気に障ることをしたのでしょうか。<br class="auto"/>
　でも、ボクにはわかりません。ボクの何が、悪かったのか。<br class="auto"/>
　ごめんなさい、バウドさん。<br class="auto"/>
　自分で自分の悪い所に気がつけないなんて、ボクは悪い王子です。<br class="auto"/>
　だからちゃんと面と向かって叱って欲しいけど、バウドさんは、ボクと会ってくれません。<br class="auto"/>
　会えるのは、バウドさんがすっかりいつも通りに戻ってから。<br class="auto"/>
　そうなってから叱って下さいって頼んでも、きっとバウドさんはおっしゃるでしょう。何のことですかな、って。<br class="auto"/>
　そうなってからでは、遅いのです。<br class="auto"/>
　バウドさんに許してもらってからでは、遅すぎます。<br class="auto"/>
　だって、ボクのどんな悪いことを許してもらったのか、それすらわからないのでは…… ボクだって、直しようがないではないですか。<br class="auto"/>
　どうしたらいいのでしょう、本当に。<br class="auto"/>
　こうなったら、思い切ってバウドさんに聞きに行ってみましょうか。<br class="auto"/>
　余計に、バウドさんに迷惑がられてしまうかもしれません。でも、それしか方法はないのですから。<br class="auto"/>
　ボクを家に入れて下さるかも、わかりませんが。<br class="auto"/>
　でも、そうです。<br class="auto"/>
　明日ボク、バウドさんの家に行ってみようと思います。<br class="auto"/>
　こうやってぐるぐる悩んでいるくらいなら、直接聞いてしまいましょう。それでダメだったら、それからまた悩めばいいのです。<br class="auto"/>
　そうと決まったら、今夜は早く寝ます。<br class="auto"/>
　明日はお城を抜け出さなければいけないかもしれません。忍び歩きが出来るように、神経をちゃんと休ませておきませんとね。<br class="auto"/>
　直接聞きに行こうと決めてしまったおかげか、何となく元気が出てきたような気がします。<br class="auto"/>
　おやすみなさい、日記さん。<br class="auto"/>
　明日ボク、バウドさんの家に行ってきます。</p>


]]></content:encoded> 
  </item>  
  <item rdf:about="http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-11-03"> 
    <title>バウドさんは、どうして……</title>  
    <link>http://dean.blog.so-net.ne.jp/2007-11-03</link>  
    <description>　日記さん。今日は何だか、ぼんやりしてしまって…… 勉強にも鍛錬にも、あまり身が入りませんでした。　昨日のことが、気になってしまって。　昨日の、バウドさんのことです。　もしも家に居たなら、出て来てくれてもいいのに。バウドさん。　もしかしたら、本当に留守だったのかもしれません。　または、本当に気が付かなかっただけなのかもしれません。　バウドさんは家に居たのに、出て来てくれなかった。そんなのは、ただのボクの想像なのかもしれません。　そうであればいいと、思うのですが。　でもね。　日記さん。バウドさんってね、時々ふっとボクの前から消えてしまうことがあるのです。　ぱったりと、ボクに会ってくれなくなるのです。　それまでは普通に会ってくれて、お話もしてくれるのに。ある時から、ふいっと、ボクから隠れてしまうのです。　でもね、またしばらくすると、同じようにボクに接してくれるのですよ。　でも、またしばらくすると…… ふいっと、隠れてしまって。　バウドさん。　また、その時なのですか？　ボクには、よくわかりません。バウドさんが、ボクに会わなくなってしまう意味が。　この前までは、部屋に泊まってくれたり、エルヘイムの森に連れて行ってくれたり…… とても、優しかったのに。　フォルグさんがお帰りになった時だって、一緒に父上のお墓参りをしたのに。　くしゃくしゃって、ボクの頭を撫でてくれたのに。　ボク、何か失礼なことをしたのでしょうか。　ボクが気が付いていないだけで、何か、バウドさんが機嫌を損ねるようなことをしてしまったのでしょうか。　ああ、そうだったら謝りたいです。　でも、ボクの何が悪かったのか、それがわからないのです。　バウドさん、ボクが悪かったのなら、ちゃんと叱って下さい。そうじゃなくとボク、きっと気が付かない……。　一体、どうしたらいいのでしょう。　少しの間ガマンしていれば、バウドさんはまたボクに会ってくれるようになるでしょう。　でも、それを待っているだけで、良いのでしょうか。　ボクに何か悪いことがあったのなら、ちゃんと謝らなければいけません。　バウドさんの方が折れてくれるのを待つなんて、そんなことでは、バウドさんに申し訳ないです。　どうしたらいいのでしょう。日記さん。　今日は、そんなことをずっと考えていて…… ずっと、ぼんやりしていました。　ぼんやり廊下を歩いていたら、甲冑にぶつかって鼻の頭を少し擦りむいてしまいましたし。すぐにホイミで治..</description>  
    <dc:subject>未分類</dc:subject>  
    <dc:creator>文月水里</dc:creator>  
    <dc:date>2007-11-03T23:59:44+09:00</dc:date>  
    <content:encoded><![CDATA[
<p class="auto">
　日記さん。今日は何だか、ぼんやりしてしまって…… 勉強にも鍛錬にも、あまり身が入りませんでした。<br class="auto"/>
　昨日のことが、気になってしまって。<br class="auto"/>
　昨日の、バウドさんのことです。<br class="auto"/>
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　もしかしたら、本当に留守だったのかもしれません。<br class="auto"/>
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　でもね。<br class="auto"/>
　日記さん。バウドさんってね、時々ふっとボクの前から消えてしまうことがあるのです。<br class="auto"/>
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　くしゃくしゃって、ボクの頭を撫でてくれたのに。<br class="auto"/>
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　ボクが気が付いていないだけで、何か、バウドさんが機嫌を損ねるようなことをしてしまったのでしょうか。<br class="auto"/>
　ああ、そうだったら謝りたいです。<br class="auto"/>
　でも、ボクの何が悪かったのか、それがわからないのです。<br class="auto"/>
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　一体、どうしたらいいのでしょう。<br class="auto"/>
　少しの間ガマンしていれば、バウドさんはまたボクに会ってくれるようになるでしょう。<br class="auto"/>
　でも、それを待っているだけで、良いのでしょうか。<br class="auto"/>
　ボクに何か悪いことがあったのなら、ちゃんと謝らなければいけません。<br class="auto"/>
　バウドさんの方が折れてくれるのを待つなんて、そんなことでは、バウドさんに申し訳ないです。<br class="auto"/>
　どうしたらいいのでしょう。日記さん。<br class="auto"/>
　今日は、そんなことをずっと考えていて…… ずっと、ぼんやりしていました。<br class="auto"/>
　ぼんやり廊下を歩いていたら、甲冑にぶつかって鼻の頭を少し擦りむいてしまいましたし。すぐにホイミで治しましたけど。<br class="auto"/>
　でも、立派な甲冑をバラバラにしてしまったので、大臣に叱られてしまいました。<br class="auto"/>
　母上は叱らないで下さいましたが、何か悩みでもあるのですか？ って、とてもご心配を掛けてしまいましたし……。<br class="auto"/>
　とても母上にお話出来ることではないので、何でもありませんと申し上げておきました。<br class="auto"/>
　本当は、母上にご相談したいけど。<br class="auto"/>
　でも、こんなの、もしかしたら…… ボクの、変な思い込みなのかもしれませんし。<br class="auto"/>
　そうですよ。<br class="auto"/>
　ボクもバウドさんもいつも通りに過ごしているのに、ただ、タイミングが合わないだけ。それだけのことなのかもしれないです。<br class="auto"/>
　そうだったら、いいのですが。<br class="auto"/>
　本当に、そうだったらいいと思います。きっと、ただの考えすぎなのです。<br class="auto"/>
　でも。<br class="auto"/>
　そう思い込んでしまうことも、ボクには、出来ません。<br class="auto"/>
　だって、バウドさんのことなのですから。<br class="auto"/>
　そうやって自分勝手に考えて、もしも、バウドさんに嫌われてしまったら…… ボクは、どうしたらいいのか。<br class="auto"/>
　バウドさんに、嫌われたくありません。<br class="auto"/>
　少しの間でも、ボクのことで、バウドさんに不愉快な思いをして欲しくありません。<br class="auto"/>
　どうしたらいいのでしょうね、日記さん。<br class="auto"/>
　どうしたらいいのでしょう。<br class="auto"/>
　バウドさん。<br class="auto"/>
　<br class="auto"/>
　今夜は、眠れるでしょうか。<br class="auto"/>
　もうこんな時間だというのに、ちっとも眠くありません。<br class="auto"/>
　でも、とにかくベッドには入ろうと思います。そうじゃないと、また何か失敗をして、大臣に叱られてしまいます。<br class="auto"/>
　おやすみなさい。</p>


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